スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.195(2017年11月号)←詳細&購入はここ!
SQ195WEB.jpg 『特集 挑戦!」
──5人の専門家、高みと広がりを目指して
 
1.「女性アスリートの問題に取り組む」
──東京大学医学部附属病院開設の
   「女性アスリート外来」
 能瀬さやか・東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科
        
2.「大きな変革期を迎えた日本の野球への提言」
──「野球医学」を提唱し、医師として挑戦し続ける
 馬見塚尚孝・西別府病院スポーツ医学センター 副長、
   野球医学科・肩肘関節外科
 
3.「「自分だからこそ」すべき研究は何なのか」
──信念と行動力、それが挑戦になっていく
 篠原 稔・ジョージア工科大学 准教授
 
4.「医師、理学療法士、管理栄養士、コーチが連携して行う脳梗塞患者の
   SUB4プロジェクト」──専門家が連携、患者さんの夢をサポート
 細野史晃・プロランニングコーチ

5.「現役引退後の選手が目指す新たな道」
──元水泳選手でビジネスマン経験もあり、独立プロコーチとして挑む
 前田康輔・プロスイムコーチ
 
最近、遠方からお越しいただく方が増えてきています。


先日は奄美大島から右膝変形性膝関節症の方がこられました。


歩行時痛があり、長く歩くと足を引きずってくる。

階段昇降が困難である。

膝の曲げ伸ばしでゴリゴリと鳴る。


医者からは『手術しかない』と言われ、最後の頼みということで来られました。


見てみるとやはりO脚は強く、脛骨(すねの骨)の内反変形があり、股関節は外旋位に拘縮していました。


周囲の筋筋膜の状態は膝後内側の短縮と内側の前面から後面にかけての深筋膜の短縮、大腿外側の筋膜の過緊張、外側ハムストリングの過緊張がみられました。


膝関節を丹念にみてみると脛骨側が外方にシフトしており、内旋をともなっていました。


歩行時は股関節外旋外転位で外側接地し、立脚期のスラスト(膝が外側にずれること)がみられました。


約2週間の滞在でどこまでできるかの挑戦でしたが、

結果的に長時間の歩行でも痛みはなくなり、階段の昇り降りも1足1段でスムーズに行えるようになりました。

これらは症状の変化ですが、見ていて改善した大きな点は、

・O脚が改善したこと
・歩行時のスラストがほぼ消失したこと

です。
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動画解説:右膝の変形性膝関節症ですが、右膝のスラストが見事になくなっています。


しかしこの改善を持続させるためには、適切なことを家で行ってもらうのが非常に重要です。


メニューは渡しましたが、これを継続してやっていただけるかがポイントでしょう。。。


今回も大きな気付きをこの患者さまからいただきました。

また治療家としてのやりがいを改めて感じることができました。



遠くから来ていただきましたこの患者さまに感謝です。

ReCo代表 吉村直心
げんき整骨院
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『狂』になる

すごい風と雨でした・・・。まずもって台風12号で命を落とされた方のご冥福をお祈りいたします。
今年に入り自然の恐ろしさを強く感じるとともに、共存共栄の道を歩んでいくことを教えられている氣がします。


今年もあっという間に9月になりました。この時期は高校ラガーマンにとっては非常に大切な時期。

10月から始まる全国大会予選に向けてのチーム作りの調整をしていく時期です。

私が指導する高校ラグビーチームでは、菅平高原で行った夏合宿で非常に一体感のある良いチームになりました。


夏合宿のテーマは『狂』。

「道を興すには狂者に非ざれば興すこと能わず」

吉田松陰の言葉です。


このチームの実力は京都の強豪校と比較するとかなり落ちます。

誰も我がチームがその強豪校に勝つとは思っていないでしょう。


しかし勝負の世界は必ずしも強いチームが勝たない。


弱いチームが強いチームに勝つ。


そのための条件は何か。。。


固定化された自分の枠を破る。

自分の実力を自分で決めていることをやめることである。


そして自分の潜在的な力を信じきることである。

『おれはできる』と腹から思うことである。


個々人の意識を根本的に変えることができたなら、

戦いの相手は常に自分になる。

そして自分の役割、責任を必ず果たすことである。


そして最後に重要なことは、最後まで絶対にあきらめないこと。


枠を破ることは簡単なことではありません。

自分の弱さのすべてをさらけ出して、『狂』になる。

夏合宿では全員泣きながら当たりまくっていました。

こいつは体力的に無理だろうと思っていた奴も

自ら枠を破ろうと必死で向かって行きました。

一番最後までかかりましたが、みんなで迎えてやりました。


夏合宿を体験したことは必ず体の底に刻まれているはずです。

それを躍動させるときはこれから・・・。

うまくいかないことも多々ありますが、彼らがどう変わるのか。。。


楽しみでなりません。

ReCo代表 吉村直心
げんき整骨院




長らくスリープしていました。

3.11の震災以来、どうもブログを書く氣になれなかったのです。
少し吹っ切れまして、また少しずつでもアップしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

去る8月15日は66回目の終戦記念日でした。
私は毎年この終戦記念日と大晦日は断食をしているのですが、今年はさらに水分も控えました。
朝は炎天下の中、高校ラグビーの練習に行っていたので、薄めのポカリを一口飲みましたが、その後は口をゆすぐだけにしました。
これは結構きつかったですね。。。
夜になると大きな声が出にくくなってました。

そして私が体験したものと比較にならないくらい過酷な時代
わずかな水と食料で生死をかけて戦っていた若い戦士らのこと
また3.11の震災で極寒の中、わずかな水と食料ですごされた被災地の方々のこと
に想いを馳せました。


今回からブログのタイトルを『直心是道場(じきしんこれどうじょう)』としました。素直な心をもって精進修行すれば天地到るところが道場であり修行の場所ならざるはないという維摩居士(ゆいまこじ)の教えです。

これは維摩経(ゆいまきょう)というお経の中に出ています。

昔、光厳童子(こげんどうじ)が閑寂の境に修行の道場を求めて城門を出ようとしていたとき、維摩居士が城に入って来るのに出会った。光厳童子が「どこからお帰りになられたのですか」と尋ねると、居士は「今、道場から帰るところです」とのことだったので、「それは耳寄りな話です。実は私は閑寂な道場を探しているのですが、居士が行かれた道場はどこにあるのですか、ぜひ教えてください」と言うと、居士は「道場は外に求むるに及ばぬ。直心是道場、虚仮なきが故に」と喝破されたという。

『直心』とは、正直な心、素直な心、誰でも生まれながらに持っている自然の心。

つまり何も特別に修行などしなくとも持っているものである。
これをなくさないでいれば良いわけである。
ところが現実には、わたしたちはこの本来あるべき自分の姿を見失っている。

体裁、地位、名誉、お金、こだわり、とらわれ・・・

本来の裸の自分にいろんな物をまとうようになり、身にまとった着物で自分を誇示せねば、生きられなくなった。
心の思いと行動が一致しなくなった。
また本来心に思うことを無理に邪な思いへと変えてしまうようになった。
そして知らず知らずのうちに、本来の自分がなんであるのかさえ分からなくなった。

『らしく生きる』のが『直心』であると言われる人もいる(剣道家 小川忠太郎範士)。
男は男らしく、女は女らしく、母は母らしく、父は父らしく、学生は学生らしく、教師は教師らしく、さらには日本人は日本人らしく・・・。

『らしさ』とは『かくあるべし』ではない。
『かくあるべし』に縛られるとまた苦しい生き方になるであろう。
父なら父としての自分の素直な氣持ちで、ありのままで、今置かれている状況に沿って生きる。
簡単な様で難しい事である。

『流露無碍』
水は方円の器に従う柔らかなものであるが、勢いを得ると岩をも押し流す。

人も自分に素直になったとき、その状況に対して柔軟になれるのであろう。
このケースはこうであるという決め付けでなく、その時その場の状況に喜怒哀楽をもって柔軟になることが『直心』であるのかもしれない。


ReCo代表 吉村直心
げんき整骨院
断つ力

感性の哲学家、行徳哲男先生のお話を聞くことができた。

余りの存在感に圧倒されつつも、深さの中に明るさと軽さがあり、

ものすごく心が晴れた。

今日はその一部を思い出しながら書くことにします。



「国難襲来す。

国家の大事といえども深憂するに足らず

深憂とすべきは人心の正気の足らざるにあり」

藤田東湖が吉田松陰に贈った言葉だそうです。

「日本は東北関東大震災と福島原発事故という今まさに国難が来た。

しかし、国家の一大事と言っても、心配することはない。

むしろ、心配しなければいけないのは、

人の心に正気が足りなくなってしまうことである。」

今の状況と合わせて要約するとそういうことである。

正気とは、万物に宿る根本の精気。大きく正しい天地の元気(万物の根本の精気)のことである。

(参考;文天祥の正氣の歌に和す

我々は、次々と押し寄せる大震災の悲惨な現実を前に、今まさに正気を失いつつある。

被災地の方々は本当に苦しい思いをされている。

見ていてもつらく、ともすれば暗く陰鬱になる。

しかし今まさに必要なことは「元氣」である。

気力と気迫をもって「正氣」を取り戻すことである。

これほどの被害を受けて軽々しくそんなこと言えないのはよくわかるが、

幸いにも影響が少なかった西日本から「元氣」を発信していかないといけないと思う。



行徳先生はこうも言われた。

「今必要なのは‘断つ力’である。」と・・・。

今まさに、

気力と気迫を持って被災地で踏ん張っている人たちがいる。

私利私欲を捨て、自分の命をも顧みずに奮闘している自衛隊、警察、消防隊、医師、ボランティアの方々がいる。

放射能の真只中に飛び込んでいく勇者たちがいる。



我々にできることは何か。

我々が先頭に立って、陰鬱を断ち、前へ進む姿勢を見せねばならないのではないだろうか。

ReCo代表 吉村直心
げんき整骨院

この動画もぜひご覧ください。

祈り

もし神様がいるのなら

もうしばらく雪を降らせないでください

もうしばらく雨を降らせないでください

どうか早く暖かくしてください


僕らは大きな間違いをしていました

便利を求めすぎて、大いなる自然を破壊し、多くの命も奪ってきました

自然の中に生かされているということも大いなる力によって育まれているという事も

忘れていました


でももう気づきました

ようやく気づきました


だからもう一度やさしく包み込んでください


僕らの仲間がこれほどつらい状況になられていることは

耐え難いことです


どうかもう一度仲間に安らぎを与えてください

ReCo代表 吉村直心


〔追加〕
Pray for JapanのYouTube画像です。

関東でも買占めが続いているとか。これを読んでください。