FC2ブログ
 
         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.207(2019年1月号)←詳細&購入はここ!
207表紙-1
『特集 マラソン研究」
──東京2020対策からリカバリーはじめマラソンの科学を探る
 
1.「東京2020のマラソンの科学的対応について」
 杉田正明・日本体育大学教授、日本陸上競技連盟科学委員長

2.「マラソン前後の筋肉の硬さ変化とリカバリーの方策」
 稲見崇孝・慶應義塾大学体育研究所
 
3.「フルマラソン前後で足部の形状はどう変化し、どう回復するか」
 深野真子・芝浦工業大学工学部
 
4.「マラソンで生じる筋ダメージの評価」
──骨格筋画像研究の視点から
 東原綾子・早稲田大学スポーツ科学学術院
 
5.「酸素摂取効率勾配(OUES:Oxygen uptake efficiency slope)という指標について」
──生理学的基礎と臨床への応用
 馬場礼三・中部大学生命健康科学部スポーツ保健医療学科 教授、小児科医


ヤマの冬

昨朝、温度計はマイナス22℃、今冬、2回目。

ヤマの家は、川下にあって、奥飛騨でも最も寒い土地に建っているようです。

朝、起きて、シャワーを浴びようと思って、お風呂場の戸を空けてびっくり。
ツララがぶら下がっていました。洗面所のパイプの中が凍って水が漏れ出し、それが床に広がって、まるでスケート場のようになります。滑る滑る・・・・・・極地体験。

窓の外は二重のツララが・・・・マチから「珍しい」と、写真を撮りにくる人がいるくらいです。

除雪で山高く積もった雪の中に空気の穴ができて、そこに光があたり、ブルーの洞窟のようになるのも、初めて見ました。

外へ出ると、ダイアモンドダスト、空気中の水分が凍って空中でキラキラ、まるでダイヤモンドが散らばって舞っているようです。川の水温のほうが、空気より高いので、水蒸気が上がります。

こんな、夢のような景色がアラワレルヤマ、を、下ります。

20100127084018.jpg20100117131600.jpg

写真1 氷の結晶で土の上にできた花            写真2 窓の外の二重ツララ

山田ゆかり(スポーツライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事)
スポンサーサイト
ヤマを下りる

 マチにあるハウスのお向かい(10メートル先)は、穂高岳山荘主人宅です。ヤマにあるハウスのお隣(500メートル先)は、チョモランマ登頂経験者の家具職人宅です。どちらも、ワタシが教えをこうた人たちです。山小屋を立てて90年近くたつ穂高御仁は2代目。

 ワタシたちの活動「飛騨シューレ」が5年目にはいるのに、なかなか芽が出ない、とある雪の日の午後、お宅の暖炉のそばでお茶を飲みながら、愚痴ると、

「あのね、山小屋の前にあるテラスの石畳を敷くのに5年、小屋の石垣改修は8年かかる。1年のうち、たった2カ月の夏の間、登山客のお世話に追われながら、時間を見つけ、一個一個、石を敷き、石を積んでいくんだよ。で、やっと出来上がり。5年なんて、まだまだ・・・・」。

 で、気を取り戻しました。チョモランマ御仁と、ヤマのハウスで一献傾けながらの、とある雪夜、

「筋の通った生き方をすべき、それから人生において突きつけられたモノに対し、YES、NOをはっきりすること。NOといえば、すべてを敵に回すこともあるけれど、YESの道を貫け。もし、どこかに住んだなら、その土地を敬え。郷に入れば郷に従え」

 と、厳しく叱咤されました。

 で、ワタシは、筋は通したいし、YES・NOはいえますが、郷に入れず、初夏を目標に、新しいハウスが見つかり次第、3年間過ごしたヤマを下り、マチで暮らすことにしました。


山田ゆかり(スポーツライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事)