スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
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MSM193_201708231735445c2.jpg 『特集 運動器超音波がもたらす新しい「診療」
──エコーガイド下の治療、エコーでスタッフ連携
 
1.「第2世代の幕開け! 進化続ける運動器エコー」
──超音波画像診断装置の現在と今後の可能性
 松崎正史・ソニックジャパン株式会社 代表取締役
        
2.「日本から世界へ! 進化続ける運動器エコー」
──若いチカラでJapan originalを創る
 笹原 潤・帝京大学スポーツ医科学センター 同大学医学部整形外科学講座、医療技術部スポーツ医療学科
 
3.「超音波診“断”から超音波診“療”の時代へ」
――──ハイドロリリース、超音波ガイド下手術への挑戦
 宮武和馬・横浜市立大学運動器病態学教室、同大学附属病院整形外科

4.「スポーツ医学の本場Stanford大学での挑戦」
──アメリカでのエコーガイド下治療
 福島八枝子・PM&R Sports Medicine Orthopaedic Surgery, Stanford University

ヤマの冬

昨朝、温度計はマイナス22℃、今冬、2回目。

ヤマの家は、川下にあって、奥飛騨でも最も寒い土地に建っているようです。

朝、起きて、シャワーを浴びようと思って、お風呂場の戸を空けてびっくり。
ツララがぶら下がっていました。洗面所のパイプの中が凍って水が漏れ出し、それが床に広がって、まるでスケート場のようになります。滑る滑る・・・・・・極地体験。

窓の外は二重のツララが・・・・マチから「珍しい」と、写真を撮りにくる人がいるくらいです。

除雪で山高く積もった雪の中に空気の穴ができて、そこに光があたり、ブルーの洞窟のようになるのも、初めて見ました。

外へ出ると、ダイアモンドダスト、空気中の水分が凍って空中でキラキラ、まるでダイヤモンドが散らばって舞っているようです。川の水温のほうが、空気より高いので、水蒸気が上がります。

こんな、夢のような景色がアラワレルヤマ、を、下ります。

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写真1 氷の結晶で土の上にできた花            写真2 窓の外の二重ツララ

山田ゆかり(スポーツライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事)
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ヤマを下りる

 マチにあるハウスのお向かい(10メートル先)は、穂高岳山荘主人宅です。ヤマにあるハウスのお隣(500メートル先)は、チョモランマ登頂経験者の家具職人宅です。どちらも、ワタシが教えをこうた人たちです。山小屋を立てて90年近くたつ穂高御仁は2代目。

 ワタシたちの活動「飛騨シューレ」が5年目にはいるのに、なかなか芽が出ない、とある雪の日の午後、お宅の暖炉のそばでお茶を飲みながら、愚痴ると、

「あのね、山小屋の前にあるテラスの石畳を敷くのに5年、小屋の石垣改修は8年かかる。1年のうち、たった2カ月の夏の間、登山客のお世話に追われながら、時間を見つけ、一個一個、石を敷き、石を積んでいくんだよ。で、やっと出来上がり。5年なんて、まだまだ・・・・」。

 で、気を取り戻しました。チョモランマ御仁と、ヤマのハウスで一献傾けながらの、とある雪夜、

「筋の通った生き方をすべき、それから人生において突きつけられたモノに対し、YES、NOをはっきりすること。NOといえば、すべてを敵に回すこともあるけれど、YESの道を貫け。もし、どこかに住んだなら、その土地を敬え。郷に入れば郷に従え」

 と、厳しく叱咤されました。

 で、ワタシは、筋は通したいし、YES・NOはいえますが、郷に入れず、初夏を目標に、新しいハウスが見つかり次第、3年間過ごしたヤマを下り、マチで暮らすことにしました。


山田ゆかり(スポーツライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事)