FC2ブログ
 
         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.204(2018年9・10合併号)←詳細&購入はここ!
204表紙
『特集 パフォーマンス向上と障害予防」
──コーチングと医学をつなぐもの。野球を例に
 
1.「遠くに飛ばすバッティングが障害予防にもつながる」
 宮川昭正・明治大学卒、元広島工業高校監督、BSH株式会社

2.「野球選手の腰部障害に取り組んで」
──腰椎分離症と黄色靭帯骨化症について
 加藤欽志・福島県立医科大学医学部整形外科学講座 助教
 
3.「パフォーマンス向上と障害予防の両立」
──野球の現場と医療現場に身をおいて考えること
 馬見塚尚孝・独立行政法人 国立病院機構 西別府病院 スポーツ医学センター副長、
        野球医学科


DM.jpg
「心臓震盪」のカンファレンスに行ってきました。

輿水先生が、まず心臓震盪について医学的に解説。心臓震盪は90年代に北米で報告が始まった。健康なとくに若い人で、野球やソフトボールが胸に当たり、そのまま倒れ、心室細動が起こり、適切な処置をしないと死亡する。

めったに起こらない事故という印象があるが、そうでもない。事故全般がそうだが、そばにいる人が迅速に対応しないと死亡や重大な後遺症を残すことになる。

心臓震盪が起きたらどうするか。
①人を呼ぶ。
②救急車を呼んでもらい、AEDをとりに行ってもらう。
③AEDが来るまで、胸骨の上からてのひらの下の部分(手根部)を使って圧迫を繰り返す(心臓マッサージ)。
④AEDが来たら、パッドを装着し、AEDの音声ガイダンスにしたがう。
⑤そのうちには救急車がくるので、それまでの経緯、いつから処置を始めたかなどを伝える。

ざっとこういうことになるだろう。詳しくは、次号99号の巻頭記事で紹介させていただきます。

輿水先生のあと、高野橋先生が武蔵中学で指導している野球の捕球法について、まだ伊藤先生が、東大で指導している捕球法について解説した。

いずれにせよ、打球を体で止めることの危険性をさけ、逆シングルキャッチや片手キャッチが多用されていた。打球を心臓に当てることなく、しかもキャッチから送球までスムーズな捕球法は、「正面で、両手で、腰を落として」という「基本」とずれるところが出てくる。「基本」の洗い直しが必要なようだ。

それでもいつ当たるかわからない。そこで、写真のようなパッドが開発された。現在では4社くらいの製品があるそうだ。写真のはDM商会のもの。

ある地域では、この着用の義務付けも始まっているとか。頭を守るヘルメットが必須なら心臓を守るこのパッドもいずれ必須になるかもしれない。(清家
スポンサーサイト