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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.210(2019年5・6月合併号)←詳細&購入はここ!
210表紙
『特集 セラピストの手の使い方」
── 治療技術の向上のために
 
1.「肩関節疾患を診るうえでのセラピストの手の使い方」
勝木秀治・関東労災病院 中央リハビリテーション部理学療法士、専門理学療法士(運動器)東海大学医学部 基礎医学系生体構造機能学領域
 
2.「体幹、下肢のスポーツ障害への運動療法で大事なセラピストの手の使い方」
園部俊晴・コンディショニング・ラボ(インソールとからだコンディショニング専門院)
理学療法士、運動と医学の出版社代表取締役社長

3.「臨床動作促通法の紹介」──正しい動作に誘導するために
鈴木俊明・関西医療大学大学院 保健医療学研究科
 

4日、5日は第34回日本整形外科スポーツ医学学術集会。なんと、936名の参加という過去最大の会になった。長くおめにかかっていなかった先生にも多数お会いし、いろいろとざっくばらんな話ができたし、シンポジウム、パネルディスカッション、ハンズオンセミナー、ポスター発表など、勉強になるセッションが多かった。

あまり、体調がすぐれないので、初日の全員懇親会(SWIMパーティ)も2日目の打ち上げもお酒はのまず。体調がよければ、もっと話が弾んだのだが…。

そして、昨日6日は、市民公開講座
市民

写真のように、鈴木大地さん、成田真由美さん、田中ウルヴェ京さん、河合純一さんと、オリンピック、パラリンピックのメダリストが勢ぞろい。座長は武藤先生。この前の第1部は、岡崎壮之先生(九十九里ホーム病院院長)を座長に、スポーツ医学の多様さ、広さ、深さをシンポジストがそれぞれの立場で語るというもので、これも楽しかった。

写真の第2部は、みなさん水泳選手としての経験から、よかったこと、嬉しかったことなどポジティブなことと、悲しかったこと、いやだったことなどネガティブなことなど、忌憚のないところを語っていただいた。

それにしても、日本はまだそうなんだと思ったのは、成田さん、河合さんがプールやフィットネスクラブに連絡すると、障がい者とわかったとたん、丁重にお断りされることが多いとか。諸外国では、オリンピック選手とパラリンピック選手が一緒にプールで練習しているが、日本はそうではない。オリンピックは文部科学省、パラリンピックは厚生労働省という役所の管轄違いがもたらすことも少なくないだろうが、河合さんが国立スポーツ科学センターで練習することもできないという事実に驚いた。なんで?

規則や決まりや対応体制などいろいろあるだろうが、1日も早く当たり前のことが当たり前にできるようになってほしい。

少しは見えていた右目も視力がなくなった河合さんは、指導もしている。選手の手の入水時の音、キックの音でどういう泳ぎかわかると言う。「こうなってないか」と聞くとそうだと応えてくれるので、さらに精度は高くなる。後ろを泳ぐことで、水流の変化からキックの具合もわかるとか。

メダリストから学ぶことは多い。しかし、本当は誰からも学ぶことは多い。学べるかどうかでしかない。

このあと、後片付けをし、パネリストやスタッフと一緒に最後の打ち上げ。さすがに、このときは少しのんだ。

いろいろな人が参加し、幅広い視点で作り上げていった感があるこの3日間。私自身はたいしたことはやっていないが、端的に言って、楽しい経験だった。みなさんのおかげ。

いろいろ書きたいことがあるが、103号に詳しく記すことにして、今日はこれまで。(清家輝文
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