FC2ブログ
 
         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.215(2019年11月号)←詳細&購入はここ!
SQ215表紙
『特集 足関節捻挫後遺症の課題を整理する」
1.「慢性足関節不安定症に対する治療の現状と課題」
小林 匠・北海道千歳リハビリテーション大学 健康科学部
リハビリテーション学科 理学療法士
 
2.「足関節捻挫が関節機能に及ぼす影響と課題」
越野裕太・理学療法士、博士(保健科学)、NTT 東日本札幌病院リハビリテーションセンター

3.「足関節捻挫がスポーツパフォーマンスに及ぼす影響と課題」
峯田晋史郎・大阪体育大学 スポーツ医科学研究室、日本学術振興会 特別研究員PD

4.「足関節捻挫における後遺症が将来的な健康に及ぼす影響と課題」
寺田昌史・立命館大学スポーツ健康科学部 講師

この欄で紹介してきた第34回日本整形外科スポーツ医学会学術集会は、第32回(沖縄)、第33回(札幌)と過去2年間は、日本膝関節学会、日本関節鏡学会と3者合同学会として開催されてきた。この34回から再び、単独での開催となった。

なぜ今年から単独開催なのかと疑問を呈する人もいるとか。たしかに合同で行うメリットはあるし、効率もよいだろう。学会運営上の問題、専門家グループにおける問題などはわからないが、「素人目」には、医師のみが参加するのではなく、コメディカルと呼ばれる医療従事者やスポーツに関連する人たちも参加し、いっしょに考える場があってもよいと思う。そもそもスポーツとは、スポーツメディスンとはそういうところを有するものではないだろうか。(それと合同開催とは無関係かもしれないので、一般論として)

少なくとも私が考えている「スポーツメディスン」はそうしたある専門家のみのものではなく、多種多様の専門家が集い、「スポーツ」をキーワードに、多方面から議論し、何かを構築していくものである。もちろん、特定の専門家による学会は必要で、それは当然。でも、専門家が互いに何をどう考えているのか、わかり合う会があってもよいというか、なければならないと思う。

今朝の朝日新聞に、頻繁に使用されるのに患者さんにわかりにくい言葉を100あげ、その言い換えをしようという議論が出ていた。「寛解」「予後」「腫瘍マーカー」などがあげられていたが、もともと患者にわからないようにという考えもあったとかで、医学の言葉はわかりにくいところがある。

どの専門分野でもそこでしかわからない言葉や表現は多数存在する。何も医学が特別ではない。しかし、対患者となると、わからない、あるいは誤解されやすい言葉では、トラブルも生じやすい。言葉の問題はそう簡単ではないが、智恵で乗り越えていくしかない。

第34回日本整形外科スポーツ医学会では、いくつものシンポジウムやパネルディスカッション、ハンズオンセミナーなどを聞いたが、いろいろな人が参加しているからこそ得られた貴重な話を多数聞くことができた。みな、今後の仕事に役立つことばかり。

あれもだめ、これもだめというより、あれもよい、これもよいと思うほうが、生きていて楽しい。ま、むずかしいこともありますが…。(清家輝文)
スポンサーサイト