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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.210(2019年5・6月合併号)←詳細&購入はここ!
210表紙
『特集 セラピストの手の使い方」
── 治療技術の向上のために
 
1.「肩関節疾患を診るうえでのセラピストの手の使い方」
勝木秀治・関東労災病院 中央リハビリテーション部理学療法士、専門理学療法士(運動器)東海大学医学部 基礎医学系生体構造機能学領域
 
2.「体幹、下肢のスポーツ障害への運動療法で大事なセラピストの手の使い方」
園部俊晴・コンディショニング・ラボ(インソールとからだコンディショニング専門院)
理学療法士、運動と医学の出版社代表取締役社長

3.「臨床動作促通法の紹介」──正しい動作に誘導するために
鈴木俊明・関西医療大学大学院 保健医療学研究科
 

この欄で紹介してきた第34回日本整形外科スポーツ医学会学術集会は、第32回(沖縄)、第33回(札幌)と過去2年間は、日本膝関節学会、日本関節鏡学会と3者合同学会として開催されてきた。この34回から再び、単独での開催となった。

なぜ今年から単独開催なのかと疑問を呈する人もいるとか。たしかに合同で行うメリットはあるし、効率もよいだろう。学会運営上の問題、専門家グループにおける問題などはわからないが、「素人目」には、医師のみが参加するのではなく、コメディカルと呼ばれる医療従事者やスポーツに関連する人たちも参加し、いっしょに考える場があってもよいと思う。そもそもスポーツとは、スポーツメディスンとはそういうところを有するものではないだろうか。(それと合同開催とは無関係かもしれないので、一般論として)

少なくとも私が考えている「スポーツメディスン」はそうしたある専門家のみのものではなく、多種多様の専門家が集い、「スポーツ」をキーワードに、多方面から議論し、何かを構築していくものである。もちろん、特定の専門家による学会は必要で、それは当然。でも、専門家が互いに何をどう考えているのか、わかり合う会があってもよいというか、なければならないと思う。

今朝の朝日新聞に、頻繁に使用されるのに患者さんにわかりにくい言葉を100あげ、その言い換えをしようという議論が出ていた。「寛解」「予後」「腫瘍マーカー」などがあげられていたが、もともと患者にわからないようにという考えもあったとかで、医学の言葉はわかりにくいところがある。

どの専門分野でもそこでしかわからない言葉や表現は多数存在する。何も医学が特別ではない。しかし、対患者となると、わからない、あるいは誤解されやすい言葉では、トラブルも生じやすい。言葉の問題はそう簡単ではないが、智恵で乗り越えていくしかない。

第34回日本整形外科スポーツ医学会では、いくつものシンポジウムやパネルディスカッション、ハンズオンセミナーなどを聞いたが、いろいろな人が参加しているからこそ得られた貴重な話を多数聞くことができた。みな、今後の仕事に役立つことばかり。

あれもだめ、これもだめというより、あれもよい、これもよいと思うほうが、生きていて楽しい。ま、むずかしいこともありますが…。(清家輝文)
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