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月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.214(2019年10月号)←詳細&購入はここ!
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『特集 ファンクションを見る眼」
1.「「ファンクションを見る眼」を語る」
川野哲英・FTEX Institute 代表、はちすばクリニック副院長
 
2.「ファンクショナル・テーピングの考え方と、実施に際しての機能評価、実際の方法の概要」
小林寛和・日本福祉大学 健康科学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻

3.「機能的足底板(Functional Orthotics Insole:FOI)」
原田昭彦・一般財団法人弘潤会 野崎東病院 アスレティックリハビリテーションセンター リハビリテーション部課長、PT、JSPO-AT

4.「ファンクショナル・エクササイズの基本的な考え方、運動・関節運動の捉え方」
川口浩太郎・PT、PhD、JSPO-AT、兵庫医療大学リハビリテーション学部 FTEX Institute FEXリーダーズ・ユニット


先日、栄養からみた疲労骨折について、東京農業大学の川野 因先生にお話をうかがった。
(画像は、東京農業大学世田谷キャンパスの正門)

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丈夫な骨にするために必要な栄養素はと聞かれれば、「カルシウム!」と答える人が大半だと思う。
もちろん、私も“カルシウム”だと答える。

しかし、今回の取材で、「カルシウムは、カルシウムなのだけれども……」という、興味深いお話を聞くことができた。
骨を強くするために「牛乳を1リットル、2リットル飲め!」と言う指導者も多いが、本当にそれで骨が強くなるのだろうか?
やはり、骨がどうやってできているのか、その仕組みを知らないと、効率の悪い栄養の摂り方をしている場合だってあるのである。

目からウロコというお話に関連して、栄養素の過剰摂取の問題も川野先生はご指摘されていた。

先日、ある鳥の専門病院に行ったときのこと。
鳥のえさについて、お話を聞いていたら、鳥の世界も、栄養素の過剰摂取が問題になっているそうだ。
子どものころに、セキセイインコや文鳥を数多く飼っていたが、エサは、シード(種子)や青菜やボレー粉くらいだった。
ところが、今は鳥用の総合栄養剤や人間並みにサプリメントが数多く販売され、鳥専用の総合栄養食「ペレット」と言われるエサも数多くある。
実に、シード派とペレット派に分かれるようである。

犬にドックフードというのは周知のことでも、鳥にもドックフードに匹敵するエサがあるのには驚いた。
そのペレットというのは、鳥にとってはどうやら嗜好性が低いらしく、鳥が好むようにカラフルにしたり、フルーツの香りをさせたり、逆にオーガニックを謳っていたり、種類も多く、海外から輸入されている。

鳥の先生曰く、「まだ鳥にとって、どのような栄養素が本当に必要なのか、生態や生息する環境がわかっていない鳥も多く、不明なことが多いんですよ」とおっしゃっていた。

奇しくも川野先生も「栄養学ではまだ発見されていない微量栄養素が自然界にはたくさんあって、それらが組み合わさって、人間のからだや生命を維持しているんです。だから、単体の栄養素だけサプリメントで摂っているから、大丈夫ということではないんです。やはり、いろいろと季節の食べ物をバランスのよく食べるようにしないとダメなんです」と話された。

たまたま、人間と鳥の話だが、どうやら問題は一緒のようである。(田口久美子)
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