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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.210(2019年5・6月合併号)←詳細&購入はここ!
210表紙
『特集 セラピストの手の使い方」
── 治療技術の向上のために
 
1.「肩関節疾患を診るうえでのセラピストの手の使い方」
勝木秀治・関東労災病院 中央リハビリテーション部理学療法士、専門理学療法士(運動器)東海大学医学部 基礎医学系生体構造機能学領域
 
2.「体幹、下肢のスポーツ障害への運動療法で大事なセラピストの手の使い方」
園部俊晴・コンディショニング・ラボ(インソールとからだコンディショニング専門院)
理学療法士、運動と医学の出版社代表取締役社長

3.「臨床動作促通法の紹介」──正しい動作に誘導するために
鈴木俊明・関西医療大学大学院 保健医療学研究科
 

5回目になりますので、いったんこれで「基礎知識」はまとめとしましょう。

だいたいこれくらい知っておくと、何かを編集することになったとき役に立てていただけるかなと思い記してきました。

最終回の今回は、もっと基本的なことになります。

つまり、「読者の身になる」ということです。編集者は「最初の読者」と言われます。どうもわかりにくいなとか、読みにくいなとか、この記号の意味が不明だなとか、この用語とこの用語は何が違うのか、同じならどちらかに統一したほうが混乱しないのではないかなど、読者の気持ちになって文章なりなんなりに接するということです。

言いたいことをたくさん書いてしまう人もいますが、余計なことが多く、本当に伝えたいところがぼけてしまったりすることは珍しくはありません。また読者が不快に思うような記述の仕方があるかもしれません。書いている人は気がつかないのですが、これでは、こういう人たちは不愉快な思いをしますよとお伝えしなければいけません。ちょっとした言葉遣いが相手を不快にすることもあります。

立派な方が書かれた原稿をどうこういうのはなかなか言いにくいところもありますが、むしろそういう指摘を喜ばれる人のほうが多いようです。「気がつかなかった。よく言ってくれた」という反応が多いように思います。どういう人でも、自分が書いた原稿がどう思われるか、どういう反応があるか気になるものです。表現に気をつけながら、ちゃんと意見を言うほうが喜ばれるでしょう。逆に「とくに問題ないと思います」では、「つまらなかったのかな」と思われてしまいます。

写真も、これではほんとうに見せたいところがわかりにくいとなれば、可能なら撮り直す必要があります。これも面倒な感じがしますが、結局撮り直したほうがよいページになります。「ま、いいか」と思わないで、「なんとかならないか」と粘ってみる必要もあります。

「ま、いっか」で流すと、紙面になったとき、いわば永遠に「あれはまずかった」と思わなければいけないわけで、そういう思いは少ないほどいいに決まっています。逆に言えば、どこまで細かい神経や配慮ができているかが、完成度を大きく左右します。

というわけで、基礎知識編は終了させていただきます。ご質問があれば、どうぞ右欄のメールフォームからお寄せください。

また再開するかもしれませんが、一応この短期連載は終了させていただきます。(清家輝文)
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9月30日に、東工大で「第26回アスリートのためのライフスキルプログラム研究会」。

主に、今後の事業展開構想について、またスキルプログラム(目標設定とコミュニケーション)の開発について、またゲストスピーカーの発言(今回は弁護士の方)、そして、実践報告。これは、慶應義塾大学の学生による2つの事例について、実際に使用したシートをもちいての解説。

この会では、発表のあと自由に質疑応答を行う。学生の発表についても同様だが、学生3人の発表はしっかりしていて、プレゼン能力の高さが感じられた。学生のうちから、こういう場数を踏んでおくのはいい経験になると思う。

一度、誰でも参加できるようなイベントを行おうということになった。決まり次第、このブログでもお知らせしますので、関心のある方はご参加ください。

なお、この研究会の活動については本誌で104号から連載形式で報告しています。また、11月14日(金)、中京大学で開催される日本スポーツ心理学会で、この研究会メンバーによるライフスキルプログラムのシンポジウムも行われる予定です。(清家輝文)