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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.217(2020年1月号)←詳細&購入はここ!
SQ表紙217
『特集 股関節鏡の現在
── 診断、治療、リハビリテーション」
1.「股関節鏡視下手術──適応疾患の診断」
錦野匠一・錦野クリニック 整形外科
 
2.「股関節鏡視下手術の現状」
宇都宮 啓・産業医科大学若松病院 整形外科

3.「股関節鏡術後のリハビリテーション」
高橋 誠・産業医科大学若松病院 理学療法士

4.「FAI関節唇損傷術後のアスレティックリハビリテーション」
畑中仁堂・じんどう整骨院アスリート

ある著名な整形外科のドクターからお手紙をいただいた。

弊誌110号の特集「筋腱複合体」を読んだが、かなり難解だったとのこと。「編集をおえて」はわかりやすかったと書かれていて苦笑い。

福永先生はスポーツ科学の研究者であり、医学の立場とは異なる。「難解さ」があったとしたら、筋腱をとらえるその見方からきているのかもしれないと思った。

以前から、「スポーツ医・科学」と「・」が間に入る意味を考えていたが、どこかに「科学」と「医学」は同じではないという考え方がはたらいているのかもしれない。

専門を有する人は、自らの専門に照らし合わせて考えることが多い。それは当然である。しかし、よく知られているように、専門分野が異なると、「言葉」というか「用語」の意味が異なることがある。それが意外にも小さくないバリアになるようだ。

たとえば「限界」という言葉も「リミット」ととらえるか「マージナル」ととらえるかで、ずいぶん意味は異なってくる。法律用語など、一般の感覚からはほど遠い意味になることもある。

「筋腱複合体」という概念と、整形外科でいう「筋腱移行部」とは当然異なる。「複合体」と「移行部」という言葉がその違いをはっきりさせている。

よいかどうかは別として、私はとくに「専門」を有さないグループに属する。仕事の範囲では、スポーツ医・科学という大きな特定ジャンルに属しているが、私自身は何かの専門家ではない。

専門家ではないかわりに(というとへんだが)、興味と必要があれば、どんな分野、領域でも入っていいける。表層のみの理解でしかないだろうが、それはそれでいいと思っている。

でも、時々不安になります(笑)。どこに立脚しているのかという点で。

とはいえ、仕事は途切れることなく続きます。次号ではむずかしい「感覚」に挑戦します。まだ輪郭が見えない特集ですが、興味をいだいていただき、何かの参考になる特集にしたいと考えています。では、また明日。(清家輝文)

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