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月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.210(2019年5・6月合併号)←詳細&購入はここ!
210表紙
『特集 セラピストの手の使い方」
── 治療技術の向上のために
 
1.「肩関節疾患を診るうえでのセラピストの手の使い方」
勝木秀治・関東労災病院 中央リハビリテーション部理学療法士、専門理学療法士(運動器)東海大学医学部 基礎医学系生体構造機能学領域
 
2.「体幹、下肢のスポーツ障害への運動療法で大事なセラピストの手の使い方」
園部俊晴・コンディショニング・ラボ(インソールとからだコンディショニング専門院)
理学療法士、運動と医学の出版社代表取締役社長

3.「臨床動作促通法の紹介」──正しい動作に誘導するために
鈴木俊明・関西医療大学大学院 保健医療学研究科
 

もうニュースでご存知の方も多いと思うが、ノアの三沢光晴選手が、先日試合中に亡くなられた。

父の影響からか、プロレスは子どものころから、よく観ていた。
最近は、K-1などの総合格闘技が注目され、一時期のプロレス人気は影を落としていた。
さらに、深夜にやっていた、日本テレビのノアの地上波放送も、3月で打ち切られていた。
私もときどき日テレでみるくらいで、プロレスをみる機会は少なくなり、現在活躍している選手の名前を昔のようにソラで言えることはなくなっていた。

私が子どものころは、プロレスの全盛期でもあり、アントニオ猪木、ジャイアント馬場、長州力、ジャンボ鶴田、ザ・ファンクス、ブッチャー、ブロディー、スタンハンセンなど名前をあげていけばキリがなく、名選手がそれぞれの個性を活かし活躍していた。入場のテーマソングですら、ブームになったりしていた。

三沢選手は、その全盛期を引き継ぎ、社長業も兼任しての日々だった。

本日の日刊スポーツの記事によると、三沢選手が以前から首の違和感など体調の不安を訴えていて、精密検査も考えていたような内容だった。
一方、社長業と集客の問題から、そんな状態でも試合には出場しなければいけなかったという事情もあったようだ。

今回の特集は足関節捻挫からの試合への早期復帰の話。
そのなかで、「どうしても選手が試合に出たい」といった場合には、どう対応しているのか、という話があった。

医師に止められても、どうしても出なければいけない試合というのは、アスリートにはある。
リスクを医師に告げられても、最後の判断はアスリート自身である(もちろん、死に至る危険性がある場合は、そういうわけにはいかないが……)。

とはいえ、同じアスリートとはいえ、競技背景が異なるので、同様に考えることは無理もあるのかもしれない。

ファンに喜んでもらえるように、ワザも高度かつ危険度も高くなってきているのも事実。
だからこそ、おきてはいけない事故、おこしてはいけない事故だったのではないだろうか。

非常に悲しい事故ではあったが、いちレスラーが残した問題が、レスラーというアスリートの命を守る取り組みにつながってくれることをのぞんでいる。

三沢選手のご冥福をお祈りしています。  (田口久美子)
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