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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.210(2019年5・6月合併号)←詳細&購入はここ!
210表紙
『特集 セラピストの手の使い方」
── 治療技術の向上のために
 
1.「肩関節疾患を診るうえでのセラピストの手の使い方」
勝木秀治・関東労災病院 中央リハビリテーション部理学療法士、専門理学療法士(運動器)東海大学医学部 基礎医学系生体構造機能学領域
 
2.「体幹、下肢のスポーツ障害への運動療法で大事なセラピストの手の使い方」
園部俊晴・コンディショニング・ラボ(インソールとからだコンディショニング専門院)
理学療法士、運動と医学の出版社代表取締役社長

3.「臨床動作促通法の紹介」──正しい動作に誘導するために
鈴木俊明・関西医療大学大学院 保健医療学研究科
 

学士様の復カツはあるか

久米先生顔イラスト ブログ 「学士様なら嫁にやろ」。この言葉を私に教えてくれたのは世田谷の大叔母でした。明治生まれの彼女は、生前大学を卒業したての私にこう言ってお祝いの言葉を述べてくれたのです。ところで“学士”って何? 何の事だかわからないのは、意外に当の本人たちかもしれません。これには、昨今の大学を卒業することへの価値観が低下してしまったことが原因にあるように思えます。

 その国の高等教育進学率が15%までをエリート型、15~50%までをマス型、50%以上をユニバーサル・アクセス型というのだそうです。これに従うと、我が国は大学・短大・高等専門学校進学率は2008年度で56.2%、専門学校も含めれば78.0%ととなり、いまやユニバーサル・アクセスの段階にあるということになります。

15スポーツカツ 001 実はこのことを私に教えてくれたのは(社)日本私立大学連盟[編]「私立大学マネジメント」(東信堂 2009)です。本書のなかで、とくに私が興味を覚えたのは「学士教育」について書かれた部分です。

 皆さんもご存じのように、大学は文部科学省が省令として設定した「大学設置に最低必要な基準」、いわゆる「大学設置基準」に準拠して設置されています。この基準は1956年に定められ、それ以降数多くの改定を経て現在に至っているわけですが、現在もこの設置基準の在り方と今後の方向性についての議論は続けられています。

 そして、最近(2008年12月)では諮問機関である中央教育審議会が「学士課程教育の構築に向けて」という答申を発表しています。内容は「学部段階での教育を『学士課程教育』と称して、従来の学部学科等による縦割りの教学体制は学生主体の教育活動を推進する際に妨げとなっているとして、その是正を求め『学士課程教育』の概念が広く理解されるよう」求めたものになっています。

 この答申を私なりに恣意的に読み解くと、どこの学部学科でどんな専門教育を受けてきたという前に、大学全体としてどんな学生を育てようと考えているか、大学のポリシーを明確にしなさい、と要望しているように読めるのです。さらに、答申では「知識基盤社会における大学の量的拡大(ユニバーサル段階)を積極的に受け止めつつ社会からの信頼に応え国際通用性を備える「教養教育」と「専門基礎教育」から構成される学士課程教育の構築」をするように要望しています。これも私なりに読めば、専門バカでは駄目だぞ、立派な教養を身につけて、世界のどこでも通用するような教養ある市民となるよう学生を教育しなさい、と読めるのです。

 ここで、「教養」というと1980年代の大学で行われていた教養教育を連想しますが、ちょっと違います。本書執筆者の一人である水野氏によれば、「高大接続教育」(高等学校と大学を結ぶ教育)の根幹をなす教育のことだと言います。

 実は、わが国には戦後教育体制を6・3・3・4年生に移行させる際に戦前の中等教育の後半にあった「教養教育」を「高等教育・大学」の前半に組み入れた経緯がありました。これを今日的希求、つまり大学入学前教育として復活させることで、高校生に大学で学ぶ意義や価値を理解させ、その後の学生生活を有意義で且つ高いプライドを保持できるものに導いていく原点とするのです。

 もし、この高大接続教育が有効に機能するならば、高校生はまた違った形で大学を選ぶようになるかもしれませんね。つまり、単なる職業訓練学校的機能しか待たない大学よりも世界に通ずる教養を身につけることができる大学の付加価値を理解するようになるでしょう。これはいずれ社会でも評価されるようになるはずです。

 こんな大学を卒業した人間ならば「嫁にやろか」と、二人の娘を持つ私も思うわけです。


久米秀作・帝京平成大学 (日本体育協会公認アスレティックトレーナー)
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日本スポーツマネジメント学会の第7回セミナーが明日、下記のとおり開催されます。詳細は同学会HPを参照してください。当日会場で受付、入場できます。

■日時:平成21年7月18日(土)13:10~18:15
    12:40受付開始
■会場:大阪市立中央体育館 大会議室
    〒552-0005 大阪市港区田中3-1-40
     大阪市営地下鉄中央線「朝潮橋」駅下車 徒歩1分  
■テーマ:「関西のスポーツ資産マネジメントを考える」
 13:10~13:15  あいさつ
 13:15~14:15  基調講演
         「関西のスポーツ資産とスポーツ振興:産・官・学のさらなる連携を目指して」
         本間 政雄 氏(立命館副総長・文化庁参与)
 14:15~14:45   特別講演
         「スポーツによる都市マーケティング:スポーツコミッションの役割と可能性」 
         原田 宗彦 氏(JASM会長・早稲田大学教授)
15:00~16:50  パネルディスカッション
         「ファンづくりとスポーツ資産づくり:プロスポーツクラブの地域貢献活動」
          コーディネーター 鈴木 康藏 氏(株式会社エスイーエス代表取締役)
                   藤本 淳也 氏(大阪体育大学教授)
          パネリスト    伊藤 慎次 氏(株式会社カンバ大阪
                          事業本部グループマネージャー)
                   岡村 義和 氏(オリックス野球クラブ株式会社
                          管理本部運営部コミュニティグループ課長)
                   加藤 秀尚 氏(ヒューマンスポーツエンタテイメント株式会社
                          アシスタント・ゼネラルマネジャー)
                   宮本 功 氏(大阪サッカークラブ株式会社
                         事業本部長兼ホームタウン推進部長)   
 16:50~17:00  まとめ    
 17:15~18:15  名刺交換会およびスポーツ関連企業・団体の展示
■参加区分および参加費:
     一般会員  3,000円
     学生会員  2,000円
     一  般  5,000円
     学  生  3,000円(学生証の提示が必要です)
     法人会員  5名様まで無料