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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.210(2019年5・6月合併号)←詳細&購入はここ!
210表紙
『特集 セラピストの手の使い方」
── 治療技術の向上のために
 
1.「肩関節疾患を診るうえでのセラピストの手の使い方」
勝木秀治・関東労災病院 中央リハビリテーション部理学療法士、専門理学療法士(運動器)東海大学医学部 基礎医学系生体構造機能学領域
 
2.「体幹、下肢のスポーツ障害への運動療法で大事なセラピストの手の使い方」
園部俊晴・コンディショニング・ラボ(インソールとからだコンディショニング専門院)
理学療法士、運動と医学の出版社代表取締役社長

3.「臨床動作促通法の紹介」──正しい動作に誘導するために
鈴木俊明・関西医療大学大学院 保健医療学研究科
 

次号、114号が出る9月、弊誌は創刊20周年を迎える。月刊トレーニング・ジャーナルを創刊した1979年の10年後、スポーツ医学の専門誌ができないかと、多くの人に相談し、1989年に創刊できた。

当初は季刊。B5判で132ページ。取材・編集をひとりでやってきた。もちろん手伝ってもらった人も多いが、取材、座談会、インタビュー、調査など、思いつくものはみなやった。まだ若かったし、何も苦にならなかったが、季刊、つまり年4回発行はなかなか守れず、2~3冊が精一杯で、28号から月刊にし、ページも少なくした。

それでもしばらくはひとりでやっていたが、毎号、間に合うかどうかわからないという切羽詰まった状況だった。月刊トレーニング・ジャーナルの編集人も兼ねていた時期があり、月2冊の月刊誌を担当するのはかなりのハードワークであった。雑誌以外の仕事もたくさんある。

これ以上は無理となり、現在は、トレーニング・ジャーナルには完全にノータッチで、雑誌はこの月刊スポーツメディスンだけである。「だけ」と言っても月刊誌はそう楽ではない。

ある時期から、今は畳職人になったH君、写真の道を歩み始めているM君など、若い人の力を借り、少し楽になってきた。二人は新たな道に進んでいるが、時折編集部に顔をみせ、いっぱいやるのが楽しみになっている。今はこのブログもともに担当している田口とともに、なんとか創刊20周年までこぎつけた。

ひとりでやるのとふたりでやるのは雲泥の差である。どれほど楽をさせてもらってきたことか。改めて、みんなにお礼を言いたい。

個人的には、スポーツ医科学の出版という仕事を始めて30年、弊誌は20年ということになる。ひとくちに「20年、30年」と言っても、人生の長さ、あるいは仕事をする年数を考えると、そう短いとは言えない。

振り返れば夢の如しとはよく言われるが、まだ夢ではなく現実である。

ようやくこれまでやってきたことの意味が少しずつわかるようになってきた。雑誌だから「面白いね」と言われることがいちばんである。その「面白さ」はいろいろあるが。

とういうことで、次号、9月に出る号は創刊20周年記念企画を用意しました。読者の方々、支援していただいている企業の方々とともに楽しいコーナーを用意します。お楽しみに。(清家輝文)
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 先月の話になりますが、独立行政法人 情報通信研究機構(NiCT)の施設一般公開――無限の可能性ニューテクノロジー(7月24・25日)があり、見学に行ってきました。

SA3B0275.jpg 場所は、東京小金井市にあり、JR国分寺から徒歩15分くらいで、大きなNiCTの施設が見えてきます。

 このNiCTの施設一般開放は、毎年1回、小・中・高校生の夏休み期間に行われており、全国にあるNiCTの研究センターでも行われています。
NiCT本部(7月24・25日:終了)
神戸研究所未来ICT研究センター(7月25日:終了)
鹿島宇宙技術センター(8月1日:終了)
沖縄亜熱帯計測技術センター(8月23日)

 NiCT本部は、「新世代ネットワーク研究センター」「情報通信セキュリティ研究センター」「電磁波計測研究センター」の3つにわかれており、詳細な研究内容は、NiCTのHPを参照していただきたいが、その研究成果を子どもたちに紹介しているのが、この一般公開です。

NiCT 施設の一般公開の開催主旨は
1. 普段、見ることのできない NiCT 研究施設の紹介
2. NiCT の研究活動や成果の紹介
3. 地域の方々との交流
4. 科学技術のおもしろさの体験

とありますが、当日は、小・中・高校生や保護者の方など、非常に多くの方が訪れていて、科学に関心のある子どもたちが多いことに驚きました。

 施設に入ると、それぞれ自由に興味のある内容の研究ブースを訪れ、NiCTで行われている研究を、専門の研究員の方たちの説明を聞きながら、仕組みを理解したり、体験したりします。

 とくに、皆既日食の2日後ということもあって、皆既日食の上映会はとくに人気でした。簡易プラネタリウムのようなドームに入ると、皆既日食のときの現地のライブ中継の映像が配信され、360°の背景全体が、皆既日食とともにしだいに暗くなり、現場にいるかのように皆既日食を体験しました。その瞬間は、見ている子どもたちも、「わぁー」っと歓声をあげていました。

 この皆既日食は、さまざまなところでライブ中継されましたが、みなさんはどこでご覧になったでしょうか?

 この中継を可能にしたのが、実は、このNiCTが運用する研究開発用テストベッドネットワーク「JGN2plus」をはじめとして、国立情報学研究所が構築、運用している学術情報ネットワーク「SINET3」、研究開発グループである「WIDEプロジェクト」、NTTの研究開発ネットワーク「GEMnet2」などが協力して、トカラ列島、奄美大島、硫黄島などから配信される映像を全国、全世界に配信することができたわけです。

 このリアルタイムの中継ネットワークの成功の裏には、一発勝負の中継に備え、半年ほど前からスタッフ100名ほどが現地入りして、トラブルを1つ1つ解決しながら、当日の成功にこぎつけたそうです。
 このライブ中継の研究の詳細は、報道発表を是非お読み下さい。

 また、現在、HP上でも2009年7月22日 皆既日食映像 オンデマンド配信がされていますので、ご興味のある方は、アクセスしてみてください。

 昨年のノーベル賞の日本人の受賞で科学に注目があびていますが、一般公開に参加した子どもたちは、みんな目をキラキラさせて、研究員の方々の説明に聞き入っていた姿が印象的でした。

 子どもだけでなく、大人も十分に楽しめ、勉強になります。また、来年も開催されるかと思いますので、ご興味のある方は、是非、HPをチェックして、参加してみてはいかがでしょうか。

(田口久美子)