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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.215(2019年11月号)←詳細&購入はここ!
SQ215表紙
『特集 足関節捻挫後遺症の課題を整理する」
1.「慢性足関節不安定症に対する治療の現状と課題」
小林 匠・北海道千歳リハビリテーション大学 健康科学部
リハビリテーション学科 理学療法士
 
2.「足関節捻挫が関節機能に及ぼす影響と課題」
越野裕太・理学療法士、博士(保健科学)、NTT 東日本札幌病院リハビリテーションセンター

3.「足関節捻挫がスポーツパフォーマンスに及ぼす影響と課題」
峯田晋史郎・大阪体育大学 スポーツ医科学研究室、日本学術振興会 特別研究員PD

4.「足関節捻挫における後遺症が将来的な健康に及ぼす影響と課題」
寺田昌史・立命館大学スポーツ健康科学部 講師

ガンバ大阪のトレーナーが講演する「スポーツトレーナーセミナー」が下記の内容で開催されます。

期日/2009年8月29日(土)

時間/14:00~17:30

会場/平成医療学園専門学校 第2校舎

内容/J1のガンバ大阪でフィジカルトレーナーとして活躍中の吉道公一朗氏が、スポーツトレーナーの現場の仕事、そしてプロのトレーナーへの道のりを紹介します。実技体験あり。

講師/吉道公一朗 (J1 ガンバ大阪 フィジカルトレーナー)

受講料/無料

申し込み/詳細は平成医療学園専門学校のHPを参照してください。
http://www.heisei-iryo-gakuen.ac.jp/setumei.html


ご興味のある方は、是非アクセスしてみてください。(田口久美子)
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カツ色の弾丸

久米先生顔イラスト ブログ このコラムもいろいろな「カツ」を“カツカツ”いや“こつこつ”と重ねて、今回で20回を数えるようになりました。「20」という数字は節目の数字です。お祝いの数字でもあります。例えば、われわれにゆかりが深い「20」は「二十歳」です。人間が成人になる歳月です。(もっとも最近では18歳を成人年齢にしようという議論もありますが)それだけ重みのある数字だと思います。そこで、今回は「20」という数字に因んで、ちょっと20年前にタイムスリップしてみましょう。

 今回このタイムスリップの手伝いをしてくれるのは、私の手元にある「昭和・平成家庭史年表」(河出書房新社)という本です。この本には1926年(昭和元年)から2000年(平成12年)までの毎年の出来事が「衣食住」、「家計・健康・教育」、「文化・レジャー」、「社会・交通・一般」の項目毎に記載されています。その時々の出来事がコンパクトな解説で記載されているので、私のように記憶力の乏しいに人間が文章を書く際には大変重宝する本です。

スポーツにカツ20 001 では始めましょう。先ず1989年という年は昭和で言うと64年ですが、この年の1月7日に昭和天皇が崩御されて、翌日8日に政府が新年号を「平成」としましたので、平成元年でもあります。このへんは、皆さんにとってはまだウォーミングアップのようなものですね。社会面では4月に消費税がスタートしました。今夏の選挙戦では消費税のアップの議論は焦点から外されましたが、もう20年も経つのですね。

 芸能界を見てみますと、流行歌では「Diamondos」(プリンセス・プリンセス)、「とんぼ」(長淵剛)が流行ったそうですよ。それから、歌謡界の大御所美空ひばりさんがこの年の6月に亡くなっています。享年52歳は若すぎました。歌は世につれ、世は歌につれ、でしょうか。

 スポーツ界に目を転じると、2月にはオランダで行われたスピードスケート世界スプリント選手権で、橋本聖子さんが日本女子として初めて銅メダルを獲得しました。今や国会議員の先生です。また、3月にはパリで行われたフィギアスケート世界選手権大会女子シングルで伊藤みどりさんが日本人で初めて優勝しています。こちらは現在テレビの解説でお馴染みですね。このお二人の活躍がスケートの社会的認知度を上げたことは間違いありません。

 世界の動きをみると、1989年は「ベルリンの壁」崩壊が有名です。私も一度ドイツを訪れた際にこの壁に触れましたが、何の変哲のないコンクリートの壁によって、多くの人々の自由が略奪されていたのですね。この壁の東側は、一時期泣く子も黙るスポーツ大国でした。水泳競技や陸上競技を代表として、多くの国際スポーツ競技大会にトップレベルの選手を送り出していたのは皆さんもご存じの通り。しかし、その壁が取り除かれるとほぼ同時に、国際舞台から彼らの姿は消えました。そして、そこから眉を顰めたくなるような“彼らの強さの秘密”が囁かれ始めたのです。

 そのベルリンで、現在「第12回世界陸上選手権大会」が開かれています。まず注目は男子100M決勝でした。だいたい早寝早起きが基本の私が、夜10時の放送開始から朝方5時までTV前に陣取ってみていたぐらい、注目でした(結局、決勝の放送は5時近かったので、いつもの通り早寝早起きでよかったんジャン!)。結果はご存じのとおり、ウサイン・ボルト選手が9秒58の世界新記録で圧勝でした。まるで、弾丸でした。因みに、20年前の記録は9秒97でしたが、記録的にはカルヴィン・スミスとカール・ルイス選手(共に米国)がすでに9秒93を記録していたので、とくに注目には値しませんでした。

 ところで、今回のベルリン大会に参加した米国選手のユニフォームには「JO」とい文字が入っているのをご存知ですか。これは、1936年のオリンピック・ベルリン大会で4つの金メダルを獲得したジェシー・オーエンスを讃えたロゴだと聞きました。元祖弾丸の彼は1980年に亡くなっていますが、人々の心のなかには今も生き続けているのですね。「記録はいずれ削除される。しかし、記憶は永遠に残る」ということでしょうか。


久米秀作・帝京平成大学 (日本体育協会公認アスレティックトレーナー)