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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.214(2019年10月号)←詳細&購入はここ!
SQ214表紙画像サイズ
『特集 ファンクションを見る眼」
1.「「ファンクションを見る眼」を語る」
川野哲英・FTEX Institute 代表、はちすばクリニック副院長
 
2.「ファンクショナル・テーピングの考え方と、実施に際しての機能評価、実際の方法の概要」
小林寛和・日本福祉大学 健康科学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻

3.「機能的足底板(Functional Orthotics Insole:FOI)」
原田昭彦・一般財団法人弘潤会 野崎東病院 アスレティックリハビリテーションセンター リハビリテーション部課長、PT、JSPO-AT

4.「ファンクショナル・エクササイズの基本的な考え方、運動・関節運動の捉え方」
川口浩太郎・PT、PhD、JSPO-AT、兵庫医療大学リハビリテーション学部 FTEX Institute FEXリーダーズ・ユニット


カツて起こった未来


久米先生顔イラスト ブログ 今、スポーツ界において最も注目されているのは、明日3日未明に決定する、2016年夏季五輪の開催都市の話題ではないでしょうか。

 ここ数日、新聞各紙は、開催地に立候補している東京、リオデジャネイロ、シカゴ、マドリードの4候補都市が横一戦で並ぶ大混戦の情勢で、最後のプレゼンテーションによっては大逆転もあり得ると報じています。

 ところで、東京での開催は、今度決まれば2度目になることは、読者の皆さんはご存じでしょう。ところが、先日私の授業で確認してみたところ、何となく怪しいのです。知らない学生もいたのです。考えてみれば45年前ですからね。今の学生のご両親でさえ記憶にあるかどうかですから、これは仕方ないことなのかもしれません。

 当時、私は小学校5年生でした。覚えているのは、先ず、マラソン競技の街頭応援に青梅街道沿いに出向いたことです。本人はちょっとした遠足に行く程度の感覚で、授業もなくなるわけですから、喜んで出かけた記憶があります。

 次に覚えているのは、学校に市からチケットの配布があって、それが(やや記憶が怪しいのですが)たしか、開会式と陸上競技と馬術であったと思います。クラスの何人かが行けるということで、ジャンケンかくじ引きかで決めたことをうっすらと記憶しています。

 私は、最初から開会式と馬術には興味がなくて、陸上競技に行きたいと考えていました。なぜなら、チケット当日のプログラムには「女子80mハードル」の準決勝が含まれていたからです。この競技には、日本期待の依田郁子選手が出場することになっていました。彼女は、もちろんメダル圏内だったのですが、走る前のパフォーマンスが独特で、両方のこめかみに小さな膏薬(に見えました)を貼り、鉢巻をして、そして走る前に必ずバック宙返りをスタート付近でやるのです。もしかしたら、私はレースよりもこれを見に行きたかったのかもしれません。結局、私は、チケットに当たったことは当たったのですが、陸上競技ではありませんでした。

 次に記憶に残っているのは、女子バレーボールの決勝戦です。私は、自宅でTV観戦をしていました。当時は、TVはまだ白黒画面で、チャンネルも回転式です。僕らの世代が、今だに「チャンネル回して・・・」というのはこのためです。

 勝負が決まった瞬間は、意外にあっけなくて、一瞬の静寂があった後、ワァーと選手がコート中央に集まって、みんな折り重なったり、肩を抱き合っていたり、泣いていたり。子供ながらに、この光景を見たときには、本当に感激しました。

 前回の東京オリンピック開催以降は、日本は高度成長時代に入りました。昭和42年には、GNPが資本主義国中2位に、45年には大阪で万博が開かれたりで、右肩上がりの成長を続けました。もちろん、その後そのまま右肩上がりとはいきませんでしたが、オリンピックが昭和日本を象徴する時代の先駆けであったことは間違いありません。

 今回の招致成功には、同様に平成日本を象徴する時代を創るチャンスが含まれているのです。われわれの未来を、かつてのように、安心してみんなが夢を語れる未来にするために、是非とも招致成功を成し遂げてもらいたいものです。

 現地にいる日本人スタッフの皆さん! がんばってください。
 


久米秀作・帝京平成大学 (日本体育協会公認アスレティックトレーナー)


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