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月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.215(2019年11月号)←詳細&購入はここ!
SQ215表紙
『特集 足関節捻挫後遺症の課題を整理する」
1.「慢性足関節不安定症に対する治療の現状と課題」
小林 匠・北海道千歳リハビリテーション大学 健康科学部
リハビリテーション学科 理学療法士
 
2.「足関節捻挫が関節機能に及ぼす影響と課題」
越野裕太・理学療法士、博士(保健科学)、NTT 東日本札幌病院リハビリテーションセンター

3.「足関節捻挫がスポーツパフォーマンスに及ぼす影響と課題」
峯田晋史郎・大阪体育大学 スポーツ医科学研究室、日本学術振興会 特別研究員PD

4.「足関節捻挫における後遺症が将来的な健康に及ぼす影響と課題」
寺田昌史・立命館大学スポーツ健康科学部 講師

先ほど掲載のSSFスポーツエイド2010年度助成事業募集の記事は、やや早い情報で、11月中旬ごろ改めて公開することになりました。

またその頃詳細を掲載します。
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カッ歩する義足

久米先生顔イラスト ブログ 先週の22日(木)から25日(日)まで、私は障害者スポーツ指導員(中級)養成講習会に参加するために、東京都北区にあります「東京都障害者総合スポーツセンター」に行ってきました。参加者は31名でしたが、皆さんの経歴は多岐にわたり、私のようなATもいれば、水泳の指導員やアーチェリー、卓球、サッカー、空手の指導員もいました。

 内容は、「脊髄損傷・脳性まひ」や「精神障害」「視覚障害」「聴覚障害」、そして「内部障害」「知的障害」などについての生理学的な説明から具体的な病態説明といった、いわゆる医学的な講義もあれば、DVDによる実際の現場の説明や、講師の先生方の体験に基づいた指導論、そして水泳、陸上、ボールゲームといった各実技授業などもあり、大変充実した4日間でありました。

 とくに、この講習会で私の印象に残ったいくつかの講習を申し上げると、ひとつは「ゴールボール」の実技講習です。この競技は、1982年に日本に紹介され、1995年には協会が設立された日本ではまだなじみの薄い競技です。ルールは、バレーボールと同じ広さのコートを使用し、その両エンドライン上に幅9m、高さ1.3mのサッカーゴールのようなゴールを置きます。つまり、サッカーゴールを横に引き伸ばしたようなものが、バレーボールのエンドライン上に置かれていると考えてください。これは、視覚障害のための競技で、世界選手権もあり、パラリンピックの正式種目でもあります。日本は2004年アテネ大会に初出場し、銅メダルを獲得しています。

 実際のゲームですが、視覚障害者の競技ということで、私たちもアイマスクを装着して体験してみました。得点方法は単純で、重さ1.25kg、円周76cm、ちょうどビーチボールほどの大きさのボールをボウリングのように転がせて相手のゴールに入れるだけなのですが、何せ視覚は100%遮断されているわけですから、頼りはボールの中に仕込まれた鈴の音だけです。私は耳に全神経を集中して、ボールの行方を想像しましたが、ほとんどは失敗に終わりました。実際の競技場面では、かなり速いボールが投げられるということなので、この競技に参加している視覚障害者の方々の努力に頭が下がる思いがしました。

スポーツにカツ 10.30次に印象に残ったのが、義肢装具士の臼井二美男さんによる「北京パラリンピック参加報告」と題した講義でした。

 講義とはいえ、当日はモデルの方が実際に義足をつけて走る実演があったり、DVDによる北京パラリンピックでの活動模様、そして最後はサンプルとしてお持ちいただいた義手や義足を自分で手にとって見ることができる機会などあり、ともかく驚きの連続でした。

 とくに義手は、肌の色や血管まで描かれている細かさに「本物とかわらないね」と参加者の皆さんと話したぐらいでした。義足においては、最新の義足のなかにはちょっとした新車が買えるような高価なものもあったり、足関節が内反・外反できるように工夫されている義足あったりで、これもただただ感心させらればかりでした。

 なかには5cm程のハイヒールを履くことも可能な義足があるそうです。当日モデルとして来てくれた女性の歩く姿を見ていると、Gパンのような長い丈のものを履いていれば、歩く姿からだけでは義足かどうかわからないと思います。まさに義足を履いて町を闊歩することが、いまや可能だと感じました。

 多くの苦難を乗り越えて、さらにこれからも一生ハンディを抱えていく人々にとって、少しでもスポーツが心身のセラピーになることを心より望み、そして私自身が少しでもそのお手伝いができるようになるにはどうしたら良いのか、考えさせられる4日間でした。


久米秀作・帝京平成大学 (日本体育協会公認アスレティックトレーナー)