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月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.214(2019年10月号)←詳細&購入はここ!
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『特集 ファンクションを見る眼」
1.「「ファンクションを見る眼」を語る」
川野哲英・FTEX Institute 代表、はちすばクリニック副院長
 
2.「ファンクショナル・テーピングの考え方と、実施に際しての機能評価、実際の方法の概要」
小林寛和・日本福祉大学 健康科学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻

3.「機能的足底板(Functional Orthotics Insole:FOI)」
原田昭彦・一般財団法人弘潤会 野崎東病院 アスレティックリハビリテーションセンター リハビリテーション部課長、PT、JSPO-AT

4.「ファンクショナル・エクササイズの基本的な考え方、運動・関節運動の捉え方」
川口浩太郎・PT、PhD、JSPO-AT、兵庫医療大学リハビリテーション学部 FTEX Institute FEXリーダーズ・ユニット


キャンパスのカッ況

久米先生顔イラスト ブログ
 最近ぐっと秋が深まり、朝ベットから起きるのに勇気がいる季節になりましたね。この時期になると、あちこちの大学では学園祭の準備に追われます。もちろん、もう終わっているところも沢山あるでしょう。私の大学でも、先週の土日にかけて学園祭が開催されました。

 それぞれの大学の特色が出るのが、本来の学園祭の主旨だと私は思うのですが、本学では保育や児童教育を専門とする学生さんたちが今回とくに頑張っていたように感じました。普段キャンパスには見られないような沢山のお子達が、当日沢山遊びに来てくれたからです。おかげで、キャンパスの色彩が変わりました。大学の立地場所にもよるのでしょうが、わが大学の場合、あまり一般の人々がキャンパスにいることがないのです。

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 でも私には、未だ小さい頃、東京の国立駅からほど遠くないところにある某大学のキャンパスに、父とよく散歩に出かけた記憶が残っています。父の母校でもあるその大学のキャンパスは、緑に溢れた広大なキャンパスを持っていました。私はその広さに圧倒されると同時に、こんな立派な大学を卒業した父を尊敬したものでした。

 “Campus”を辞書で引くと、語源はラテン語の「平原」の意から出たと書いてありました。私も何回か米国の大学を見学する機会がありましたが、確かに訪問した大学はとてつもなく広いキャンパスの中にありました。よく“校舎がキャンパス内に点在している”という言い方がされますが、まさにその通りの風景が広がっていたのを覚えています。中には、校門らしきものもなく、周囲の町と隔てる壁さえも見当たらないようなキャンパスもありました。

 翻って、最近の日本の大学事情を俯瞰すると、多くの大学で都心にキャンパスをもつ傾向が顕著になってきているように思います。わが大学も、2年前に池袋キャンパスが完成しました。JR池袋駅から徒歩圏です。したがって、本来の“キャンパス”は到底無理です。校舎そのものを都内に建設するだけでなく、「サテライト」と称して都内に進出する大学も目立ってきました。特に地方に本拠地を持つ大学では、こうやって学生確保の努力をしているのでしょう。

 我が国の18歳人口は減り続け、大学全入時代に突入したといわれて、もう久しくなります。当然、大学の経営者は学生の確保に躍起です。そのひとつの答えが、前述した各大学の首都圏への進出なのでしょう。

 では、教員は何に躍起になるべきなのでしょうか。答えはひとつです。教育の質を上げることです。特に私は卒業生の質の向上に関心があります。つまり、入学してきた学生を、いかに研磨して、社会に恥ずかしくないクオリティーを持った人材として送りだすか、です。しかし、これを軌道に乗せるには、毎日学生と向き合わなくてはならない。私の場合は、教室で、キャンパスで、グラウンドで、ゲームで、です。

 いつか卒業生が、自分の子どもをこのキャンパスに連れてきて、「お父さんは、このキャンパスで学んだんだ」と誇らしく胸を張る風景が当たり前になるまで、私の関心は続くはずです。
 


久米秀作・帝京平成大学 (日本体育協会公認アスレティックトレーナー)
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