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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.214(2019年10月号)←詳細&購入はここ!
SQ214表紙画像サイズ
『特集 ファンクションを見る眼」
1.「「ファンクションを見る眼」を語る」
川野哲英・FTEX Institute 代表、はちすばクリニック副院長
 
2.「ファンクショナル・テーピングの考え方と、実施に際しての機能評価、実際の方法の概要」
小林寛和・日本福祉大学 健康科学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻

3.「機能的足底板(Functional Orthotics Insole:FOI)」
原田昭彦・一般財団法人弘潤会 野崎東病院 アスレティックリハビリテーションセンター リハビリテーション部課長、PT、JSPO-AT

4.「ファンクショナル・エクササイズの基本的な考え方、運動・関節運動の捉え方」
川口浩太郎・PT、PhD、JSPO-AT、兵庫医療大学リハビリテーション学部 FTEX Institute FEXリーダーズ・ユニット


117号の特集では筋生理学をテーマにします。

東京慈恵会医科大学の竹森重先生に取材させていただきましたが、終戦直後、何もないときに、名取先生が割り箸にカミソリの刃をつけ、筋の細胞膜をはぎ、しかも切れ目をいれて、電気を流したら、筋が収縮したその画像はやはり感動ものです。

これには深い意味があり、世界が驚いた画像ですが、それを何もないところでやってのけたというその精神の強さに打たれます。あれがないから、これがないからと言うのではなく、今あるものでもできることはたくさんある。ないのは、そうしようとする意志ではないか。

ちょっと歴史物になりますが、今後を見据えるうえで、改めてここを確認しておきたいという内容になります。

年末、他の仕事も入り、たいへんな状況ですが、それはみなさんと同様、できるだけいいものを作るよう頑張ります。117号、お楽しみに!(清家輝文)
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信頼されるセラピスト

先日、前十字靱帯損傷術後の患者さまが相談に来ました。

それは『リハビリの先生が信頼できない……。』ということ。


いろんな経緯があったようでどちらかだけが悪いということはない……。


けど最終的には自分が信頼している人間にピッチへ送り出してもらいたいと思う。


私も何度か経験しました……。

たとえば自分が帯同しているチームの選手がリハビリを他の病院でしたいということです。


良く聞いてみると本人はケガをしたらずっと見てもらっている人がいて信頼しているのでその人とリハビリがしたいということ……。


それ自体はよくわかる話だし、問題はないと思います……。でもやっぱり少し寂しいですよね……。


治療者としての自分自身が認められていないと感じる瞬間だし、ちょっと凹むかもしれません。

でもそれが現実……。



それでも無理やり見ていくこともできるでしょう。

でもうまくいきにくい。

これは治療者側のエゴであって、驕り(おごり)だから……。


すべての患者さまに十分な満足を得てもらうことは不可能です。

でも一人の目の前の患者さまに誠意をもって尽くすということで信頼が得られるのかもしれません。


正直いってわたしもたくさんの失敗をしてきました。

でも誠意をもって100%で行った治療をしていた場合は、たとえ症状が改善していなくても継続して来ていただけることが多いです。

そしてわたし自身も失敗からまた学ぶことができます。


セラピストを信頼してくれないとリピートしてくれない……。


このことが病院で治療していたころとはまったく違います。

医師や病院自体に信頼があるから、

患者さまが病院や担当医を変えるということは一大決心がないとしないから、

セラピストのミスは闇に葬られてしまうことが多い。


だからセラピストはだんだん偉くなって驕ってしまう……。


治療後に『良くなったでしょ。』とか『痛くないでしょ。』とか言うセラピストは、『患者』ではなく『外面(そとづら)』と『自己満足』のためにしているような気がします。


『こう考えてこのように治療していきました。今後このようにしていきたいと考えています。』


こういうことを誠意をもって伝えて、患者さまから正直なフィードバック得られるような環境作りをしていくことが、信頼関係を強くすることであり、セラピストの成長にもつながると思います。

ReCo代表 吉村直心