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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.210(2019年5・6月合併号)←詳細&購入はここ!
210表紙
『特集 セラピストの手の使い方」
── 治療技術の向上のために
 
1.「肩関節疾患を診るうえでのセラピストの手の使い方」
勝木秀治・関東労災病院 中央リハビリテーション部理学療法士、専門理学療法士(運動器)東海大学医学部 基礎医学系生体構造機能学領域
 
2.「体幹、下肢のスポーツ障害への運動療法で大事なセラピストの手の使い方」
園部俊晴・コンディショニング・ラボ(インソールとからだコンディショニング専門院)
理学療法士、運動と医学の出版社代表取締役社長

3.「臨床動作促通法の紹介」──正しい動作に誘導するために
鈴木俊明・関西医療大学大学院 保健医療学研究科
 

第14回国際内分泌学会議 市民公開講座開催のお知らせが届きましたので、ご紹介します。

第14回国際内分泌学会議 市民公開講座

 第14回国際内分泌学会議が開催されるにあたり、内分泌学の分野での最新の研究成果を一般の方を対象に広く還元する目的で市民講座を以下のように開催します。

 ホルモンとは私たちの体の中でさまざまの種類のものが作られていて、子供の健やかな成長や大人の健康な生活、元気な長寿につながる大切な調節を行っています。ゲストには北京五輪銅メダリストの朝原宣治氏をお迎えして健康な体作りに関わるお話と我が国を代表する内分泌各分野の専門家に人の一生にまつわる様々なホルモンの役割と病気について分かりやすく解説します。

タイトル:ホルモンを活かす成長・健康・長寿

開催日時:2010年3月28日(日曜日)
開場 13:30
開演 14:00
終了 16:30

会場:国立京都国際会館 アネックス1

ゲスト:朝原宣治(あさはら のぶはる)氏 北京五輪銅メダリスト、大阪ガス

プログラム
1.朝原宣治氏紹介ビデオ
2.ゲストトーク「ホルモンとスポーツ」朝原宣治氏 聞き手 中尾一和
3.講演1「加齢と肥満・糖尿病」中尾一和(京都大学 内分泌代謝内科 教授)
4.講演2「男性更年期」松田公志(関西医科大学 泌尿器科 教授)
5.体操「その場で体操 すわろビクス」体操指導:梅田陽子
6.講演3「ホルモンとこどもの健やかな成長・発達」長谷川奉延(慶応義塾大学 小児科 准教授)
7.講演4「骨粗鬆症」松本俊夫(徳島大学 内分泌代謝内科 教授)
8.講演5「脳のホルモンとその病気」寺本 明(日本脳神経外科学会 理事長)

司会 林 達也(京都大学 人間・環境学研究科 准教授)

主催:内閣府日本学術会議、第14回国際内分泌学会議(ICE2010)、社団法人日本内分泌学会

後援:認定NPO法人日本ホルモンステーション、京都府医師会(予定)、京都内科医会


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校長のカツ

久米先生顔イラスト ブログ 現在、大学のキャンパスは静寂そのもので、4月から新学期を迎えるにあたり英気を養っているようにも見えますが、かといって全く機能停止しているわけでもありません。2,3月という月は、粛々と新学期に向けて準備を進める時期でもあります。

 私が担当している教職コースでは、この時期が教育実習に向けての準備期間として重要な意味を持ちます。教育実習は、教職コースの4年生が2~4週間の間中学校や高校に実習生として出向き実習を行うわけですが、実習先では今までの自分とは真逆の立場になって教壇に立ったり生徒指導を行ったりするわけですから、実習に行く本人のみならず、送る側である我々担当教員の心配も大いにボルテージが上がります。

 幸い私が実習担当を始めてからは、それほど大きな問題は発生していないのですが、全く問題がないわけではありません。実技授業の最初に生徒を集めることが出来ない、と実習先の指導教員から苦言を呈されたこともあります。つまり「おい、集まれ!」の一言が言えないというのです。では、実習生はどうしているのか。授業が始まってもウロウロしている、というのです。この時は、私も「ここからの指導が必要か」と肩を落としたことを覚えています。

 この例は他大学での話ですが、実習生の中にはまだ本当に教員になるかどうか決めかねている者がいて、その学生が実習先の指導教員に「私は別に教員になるつもりはありません」と言って大きな問題になったことがある、というのです。確かに、実習先の指導教員にしてみれば、忙しい時間の中で実習生の面倒を見、場合によっては勤務時間外でも励ましたり、たしなめたりと時間を割き、自分と同じ道を志していると思うからこそ指導に力が入るのに、「ただ教員免許が欲しい」がためだけに教育実習に来ていることがわかってしまえば、全身の力が抜ける、というのも尤もな意見だと思います。

 実は、私の大学にもこういった学生は少なからずいます。ただし、これには彼らなりの理由もあるわけで、例えば、今はまだ教員採用試験に受かる自信がないとか、教職以外の職種を希望する学生にとっても教職免許が必要である、という現実があります。したがって、これはこれで納得せざるを得ないわけですが、前述の問題の根底には、実習生のモラル、つまり受け入れ先の感情を逆なでしている、ということに気がつかないモラルの低さが問題なのだと思います。

 そこで、私の大学では、先日の3月1日、2日に「教育実習事前指導」という集中授業を行いました。この授業の主旨は、もちろん実習生のモラルの向上にあります。「実習に行くにあたっての心構え」から始まり、実習に行く際の髪型・服装に至るまで指導します。

スポーツカツ47 001 この授業のメインプログラムは、現役高等学校校長による講義です。お願いした校長は保健体育教員でもある方ですか、うちの学生にはうってつけだろうとお願いしました。

 当日の先生のお話は、先生ご自身の長い教員生活に裏打ちされた内容で溢れていました。学生たちもさすがに寝る者などなく、聞き入っていたようでした。なかでも「教育実習には、自分が教員に向いているかどうか、しっかり見極める覚悟で行きなさい」という校長の言葉には、学生たちにも大いに納得したようです。講義後の感想文に、このことを書いている学生が多く見られました。

 親には叱れないことを他人に叱ってもらう。そうやって、子供は一人前に育つのだと思います。今回は、我々ができない“喝”を、校長に入れてもらう格好になりました。


久米秀作・帝京平成大学 (日本体育協会公認アスレティックトレーナー)