FC2ブログ
 
         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.215(2019年11月号)←詳細&購入はここ!
SQ215表紙
『特集 足関節捻挫後遺症の課題を整理する」
1.「慢性足関節不安定症に対する治療の現状と課題」
小林 匠・北海道千歳リハビリテーション大学 健康科学部
リハビリテーション学科 理学療法士
 
2.「足関節捻挫が関節機能に及ぼす影響と課題」
越野裕太・理学療法士、博士(保健科学)、NTT 東日本札幌病院リハビリテーションセンター

3.「足関節捻挫がスポーツパフォーマンスに及ぼす影響と課題」
峯田晋史郎・大阪体育大学 スポーツ医科学研究室、日本学術振興会 特別研究員PD

4.「足関節捻挫における後遺症が将来的な健康に及ぼす影響と課題」
寺田昌史・立命館大学スポーツ健康科学部 講師

NHK朝のドラマで話題の水木しげるの世界。その妖怪話と大学芋の関係は? 残暑厳しい折に、記憶から消せない話を。

妖怪よりも怖いもの(文・料理/大仁浩子・もも家店主、イラスト/横江節子・神戸垂水区在住)
イラスト04
 まったくもって、幼い頃にヒサエおばさんが話してくれた妖怪の怖さといったら。今でも心の隅がゾワゾワする。

 おばさんは私の母さんのお姉さん。昔、赤十字の看護婦さんで、戦争の時は大陸で働いていた。「マンシューはゴッカンの地じゃけんね(満州は極寒の地)」というのが、おばさんの口癖。

 おばさんはゴッカンで胸の病気になり、戦争が終わる前に日本にソーカン(送還)されたらしい。おばさんは、庭の「離れの家」に住んでいて、時々マスクをして、私の家にやって来た。

 おばさんは、家の中に住んでいる妖怪を見つけ出すのがとても上手。たとえば、私がご飯粒をボロボロこぼしたり、残したりすると、その様子を見て、「そんなことをすると、米粒おばけが出てくるのよ」と言うのだった。真夜中になったら、私がこぼした、たった一粒のご飯粒は、何千粒というご飯粒に増えて、小さな白い頭を振りながら、「飯粒をこぼしたのはどこの子じゃ」と口々にはやしたて、布団のまわりをグルグル回るというのだ。「のっぺらぼうの白い顔に口だけついとるんよ。おばけは畳の目の間から、ジョロジョロ、ジョロジョロ、這い出してくるけんね。ご飯を粗末にせんようにしんさい」と言った。その話は、夢に出てくるほど怖く、寝る前に、米粒がもしや落ちてはいないかと、何度もたしかめたものだ。

 その頃住んでいた家には長い廊下があった。その廊下の雨戸の開け閉めは子どもの仕事。夕方、私が戸袋から雨戸を引き出すと、妹がその戸の桟(さん)を持って、廊下の端までガラガラと押してゆく。雨戸を閉め切ると、部屋はまたたく間に夜になった。雨戸は、朝、開ける方が余程面倒な仕事だった。まだ頭ははっきり目覚めていないし、コットリという雨戸の木錠は素直に動いてくれない。

 嫌々ながら腹立ちまぎれに、いい加減に雨戸を繰ると、「戸袋の中にいる、“手”が出て来て、雨戸をバタンと斜めに倒して、次の雨戸が入らんようにする。雨戸は最初の一枚目を、きちんとまっすぐ戸袋の奥へ立てかけんとね」と、おばさんは、妖怪“雨戸の手”の話をする。“雨戸の手”は、雨戸を乱暴に扱わなければ現れないおばけ。特に一枚目の雨戸を見張っている、という。

 暗くて狭い戸袋の底は、覗き込んでもよく見えない。いや、見るのが怖くて見なかった。しかし、“雨戸の手”は戸袋にいた、と思う。たしかに、おばさんの言う通りに、一枚目の雨戸さえ、“雨戸の手”が気に入るように丁寧にまっすぐたてれば、次々と雨戸はすんなりと戸袋に収まってくれた。ヒサエおばさんの妖怪“米粒おばけ”と“雨戸の手”は、しつけや家事の合理的方法を説くのに、まことにもって、怖いながらも適切な話に仕上がっていた。

 毎年、9月になると、坂の上にある「了円寺」という寺で、法話があった。夕方になると、庭石の向こうから、「今夜は、用心棒に連れてくよ」とおばさんから声がかかった。幼い私など、何の助けにもならないと思うのだが、ただサクマドロップを一缶買ってもらえるのがうれしかった。一粒ずつ口の中でとかしていると、やがてお坊様の話が終わった。お寺の境内は、すっぽりと黒い闇に沈んで、石段のそばの門燈がぼんやりとわずかに灯っているばかり。

「おばちゃん、コワイね。ユーレイ出るね」と、つないだ手を握り返すと、

「なんの。ユーレイなんか、コワイもんか。ほんまに恐ろしいのは人間よ。よほど人間のすることの方がおそろしい」と言うのでした。母さんとおばさんの生家は広島。おばさんはマンシューから帰ってピカドンという爆弾にあいました。人間のすることで一番おそろしいのはピカドン、とおばさんは言い「ピカドンは広島を全部焼いたんよ。草も木も、一本も生えんと言われとったんに。一番先に、夾竹桃の花が咲いたんよ。焼け野原に赤い花が咲いとった。それで、あの花は人の血を吸うて咲いたんやろな、いうたんよ」。

 おばさんの懐中電灯が、丸い輪をつくって夜道を照らしていました。

「おばちゃん、ピカドンは米粒おばけや雨戸の手より、コワイおばけ?」と聞くと、「そりゃそうよね。よっぽど怖いことよね」と言って、おばさんはそれっきり黙ってしまいました。

 今年の夏は終わりそうもありません。9月になってからも炎暑が続き、草も木も枯れたように立ち尽くしています。けれど公園の夾竹桃だけは、燃えるような赤い花を咲かせています。おばさんが「妖怪よりも怖い」と言っていた、あの花です。

*兵庫県立美術館「水木しげる・妖怪図鑑」展
会期:2010年7月31日~10月3日(日)
   午前10時~午後6時 休館は月曜日
場所:神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
電話:078-262-0901
交通:JR神戸線灘駅下車、南へ700m
   阪神電車岩屋駅下車、南へ500m



「もも家」のフードレシピ

鬼太郎的大学芋

イラスト03 兵庫県立美術館で、「水木しげる・妖怪図鑑」展を見てきました。入り口の大きなポスターには、~神戸に妖気じゃ!~と叫びながら、目玉おやじがお出迎え。館内に入ると、妖怪88(人?)と鬼太郎に登場するオールキャストが原画で次々に現れます。そこで、9月のレシピは、妖怪的な大学芋をご紹介します。妖怪的と言いますのは、妖怪がぬっと現れるように、誰かが「大学芋が食べたいなあ」とつぶやいたら、5分もしないうちに、大学芋が目の前に現れる、そんな早業レシピをお届けします。目玉おやじのように、紫芋を太くカットして作りました。不思議なことに、紫芋で作りますと、まるで、こしあんの和菓子のようになりました。紫芋は、揚げると和菓子に妖怪変化しますようで。

■大学芋の作り方


 材料

紫芋 1本250~300g
片栗粉 大さじ1.5杯
白ゴマ 適量
はちみつ 適量
サラダ油 揚げ油に

 作り方
 妖怪的早業でお試し下さいませね。

①紫芋は7ミリくらいに丸く輪切り。
②厚めに表の皮をむく。
③水に、1分ほどさらしてアクぬき。
④キッチンペーパーに並べて、塩をパラパラ。上からキッチンペーパーで押さえて、水気をとる。
⑤ビニール袋に片栗粉を入れ、④の芋を入れ、ガシャガシャ振って薄く粉をつける。
⑥フライパンにサラダ油を入れ、まだ油の温度が低いうち(100℃)に入れ、中火弱にして、ゆっくり揚げる。竹串がスッと入ったら出来上がり。キッチンペーパーで油をとり、クローバーはちみつをたっぷりからめ、白ゴマをパラリ。
イラスト01イラスト02

 鬼太郎的大学芋、これにて出来上がり。

 残暑が続いております。
 皆様、どうぞご自愛下さい。
 それでは、また10月にお目にかかります。


編集部より:大仁さんのフードレシピについては、このサイトで多数見ることができます。また、この記事の著作権は大仁浩子さんに帰属し、イラストの著作権は横江節子さんに帰属します。著作権の侵害にご注意ください。

〔もも家〕
TEL:078-391-2466
住所:兵庫県神戸市中央区中山手通1-7-20 前川ビル2F
(三宮駅の北、徒歩5分)
スポンサーサイト



8月28日(土)に約40日の入院生活にピリオドをうち、30日(月)より職場復帰しました。
入院中は、いろいろとご心配や励ましのメールをいただき、ありがとうございました。

今回の私の行った手術は、左膝の高位脛骨骨切り術というもので、大雑把に言うと変形性膝関節症で支障のあったO脚をX脚に矯正したわけです。

なので、アライメントが変わったしまったため、筋肉の使い方も今までと異なり、筋力低下もあるため、もうしばらくはリハビリが必要なようですが、この手術後、ちゃんとリハビリすれば今までできなかったジョギングも可能になるそうです。なかには、フルマラソンを走った人もいるとか……。

今のところまだ両松葉杖ですが、120%復帰めざして頑張りたいと思います。

写真センターJPG
入院最後の夜。ベッド上にて。


編集部 田口

8月のトータルアクセスは9,323、ユニークアクセスが5,087、初回訪問者は1,544でした。

8月は毎年アクセスが減りますが、思ったほどではなかったようです。しかし、1日最高でいうと500を突破した日が出てきました。秋以降が楽しみです。

できるだけ有用な情報をできるだけ多くアップするようにしましょう。さて、9月、今月もよろしくお願いします。(清家輝文)
スポーツ選手のためのリハビリテーション研究会より第28回研修会のお知らせが届きましたので、ご紹介します。

スポーツ選手のためのリハビリテーション研究会第28回研修会

テーマ/スポーツ選手に重要な動き作り~股関節機能に着目して~

日時/11月13日(土)~14日(日)(午前9時30分受付開始)

会場/昭和大学旗の台キャンパス上条講堂(東急大井町線「旗の台」東口徒歩5分)

プログラム概要
  特別講演「スポーツ選手の股関節疾患とその治療」
       杉山 肇先生(神奈川リハビリテーション病院)
  講演1 「スポーツ選手の股関節痛に対するリハビリテーションの考え方」
       建内宏重先生(京都大学院)
  講演2 「股関節機能に注目したフィジカルトレーニング」
       伊藤良彦先生(国立スポーツ科学センター)
  講演3 「スポーツ動作における股関節の重要性~バイオメカニカルな視点から~」
       湯田 淳先生(日本女子体育大学)
  シンポジウム「股関節機能に注目したスポーツ選手に重要な動きづくり」
        バスケットボール:吉田昌平先生(京都がくさい病院)
        野球      :能勢康史先生(有限会社 プロサーブ)
        サッカー    :小尾伸二先生(山梨大学医学部付属病院)
        ラグビー    :大石 徹先生(東芝ラグビー部)
  
  演題発表
  
  企業プレゼンテーション

参加費/会員:前納12,000円、当日15,000円
    学生会員:前納5,000円、当日8,000円
    一般:前納17,000円、当日20,000円
    一般学生:一日のみ3,000円、当日6,000円,二日間6,000円、当日9,000円
    懇親会:別途3,000円 

前納の締切/11月4日(木)

申込方法/スポーツ選手のためのリハビリテーション研究会ホームページの参加申し込みフォームよりお申し込み下さい。
      
問い合わせ/第28回研修会申し込み受付
      日本女子体育大学健康管理センター(担当渡部)
      E-mail:reha@jwcpe.ac.jp
      FAX:03-3300-3743
下記セミナー案内をいただきましたので、掲載します。

■アキレス腱炎、外脛骨障害に対するインソール
開催日 : 10月3日(日)
時 間 : 18:00~
会 場 : 都立大整形外科クリニック
〒 152-0032 東京都目黒区平町1-26-3 スミール都立大2F
  電車;東急・東横線「都立大学駅」南口降りて徒歩約2分です。
  渋谷から4駅9分、自由が丘より1駅2分、横浜方面より約30分です。

・足部の障害に対して、インソールを利用して痛みを緩和させる。根本的治療に対してだけでなく、対処的治療にも有効的にインソールを利用する事で早期のスポーツ復帰や日常生活復帰を可能にさせることができます。理解して利用すればインソールの利用方法も広がってきます。今回はそんな、対処療法的なインソールについて勉強会を開催させていただきます。実技も交えながら行う予定です。

・講師:坂尻憲治(インソールを専門とし、多くのプロスポーツ選手(プロ野球チームやサッカーチーム)にも提供しています。1ヶ月に一度、 都立大整形外科クリニックに来ていただきます。)オリンピックで銀メダルを獲った太田雄貴選手のインソールも作成しています。

・受講料 : 2000円
・予約必要
・定員:25名(当日は膝がみえるくらいの格好で来ていただくか着替えを持ってきて下さい)
・E-mail:tokumaru-naoko@ar-ex.jp
FAX:03-6404-8551
担当:徳丸(トレーナー)