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月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.217(2020年1月号)←詳細&購入はここ!
SQ表紙217
『特集 股関節鏡の現在
── 診断、治療、リハビリテーション」
1.「股関節鏡視下手術──適応疾患の診断」
錦野匠一・錦野クリニック 整形外科
 
2.「股関節鏡視下手術の現状」
宇都宮 啓・産業医科大学若松病院 整形外科

3.「股関節鏡術後のリハビリテーション」
高橋 誠・産業医科大学若松病院 理学療法士

4.「FAI関節唇損傷術後のアスレティックリハビリテーション」
畑中仁堂・じんどう整骨院アスリート

リ・コンディショニングの重要性

先週末は安全で効率のよい身体動作と運動の正しい知識と技術普及のための活動を行うFTEXという団体の幹部会議のため、北海道に行ってきました。

北海道は一面が銀世界で、雪になれない京都人の私は少しばかり心が躍っていました・・・。

全国各地から集った個性のある実力者たちは、地域を背負ってたつ理学療法士がほとんどでした。

医療や予防、スポーツ業界、リ・コンディショニングについて、夜を徹して話をし、非常に刺激的な二日間を過ごさせていただきました。

また現在の日本の医療の中で、リ・コンディショニングが非常に重要であるということを強く感じ、今私が歩んでいる方向が正しい道であると再確認することができました。

リ・コンディショニングとは、なんらかの原因によりコンディションが崩れてしまった場合に再び望ましい状態に回復させることをいいます。

私が目指すリ・コンディショニングは、コンディションをもとに戻すということではなく、
個々の状態や環境などを踏まえ、新たなコンディションを創造するということです。

ですので症状を改善し再発しない体をつくることが最終目標になる訳です。

このような概念でのセラピーは、残念ながら医療ではできにくい。

治すためのアイデアはあっても、システム上してあげることができない。

そんなケースもあるでしょう・・・。


例えば膝が痛いという患者がいて、整形外科に行く。

レントゲンを撮られ、少し内側の関節のスペースが少なくなっているので、軟骨が傷んでいるという説明を受け、軽度の変形性膝関節症という診断を受ける。

このような場合、現在の医療では、炎症や痛みを抑える薬や注射などの対症的な治療(症状を抑えることが目的の治療)を行います。

痛みなどの症状を抑えてあげることは大切なことです。

が、これだけでは不十分です。

膝の変形に対するアプローチがないので、結果的に変形は進んでいきます。



そもそも痛みの原因は何なのか?


もし変形(骨と骨の位置関係が崩れること~いわゆる歪み)が症状の根本原因であれば、

それに対する治療は長期的視野に立つと非常に重要なことです。

現在の医療では、膝の痛みや不調が出始めた早期の変形性膝関節症患者に対して、対症療法以外にはなすすべがないと言わざるを得ません。

これでは変形がどんどん進む人が増え、最終的には人工膝関節ということになるのです。


これでよいのか・・・?

良い訳がありません・・・!

変形の早期より、適切な治療を行っていけば、

変形性膝関節症は手術の必要性は大幅に減少するでしょう。

変形性膝関節症は進行性であると私たちは習いましたが、

変形の原因に対する対処がないので、進むのは当たり前です。

初期の変化に気づくことができるかはポイントではありますが、



適切な評価と治療を行える人はいます。


整形外科の先生方には怒られるかもしれませんが・・・、


手術をしないですむように、リ・コンディショニングをしていこうと思います。


ReCo代表 吉村直心

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