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全参加国から女性アスリートが参加した歴史的なロンドンオリンピック
スポーツやビジネス界でダイバーシティを推進するための報告書を発表

――本ニュースリリースは、英国で8月11日に配信されたものの日本語版

 ロンドンオリンピックは、オリンピック史上で初めて、参加した205カ国全ての国から1名以上の女性アスリートが参加するという歴史的大会になりました。

 これは、本日、アーンスト・アンド・ヤングが公表するスポーツ内外の分野でいかに女性が活躍できるかを考察した報告書「High achievers: recognizing the power of women to spur business and economic growth」にまとめられています。

 この報告書では、女性がスポーツ分野で築いた土台、現在あらゆるビジネスや社会分野で与えている影響、そして今も継続している取り組みに焦点を当てています。また、”女性”を世界で最大の新興市場ととらえ、その市場がもたらす影響を分析しています。それによると、今後5年間で全世界の女性の収入はUS$13兆 (1,021兆円)からUS$18兆(1,413兆円)に伸び、増加分のUS$5 trillion(392兆円)は、中国とインド両国のGDP成長のおよそ2倍に匹敵します。

 アーンスト・アンド・ヤングのグローバル・ヴァイス・チェアでパブリックポリシーを担当するベス・ブルックは、「社会や経済の発展のために、女性の限りない潜在能力をどのように活用すべきでしょうか。スポーツや教育への参加支援、上級管理職や取締役会に女性を増やすプロジェクトの推進、女性による起業とその成長のサポートは、男女が平等に活躍するための支援です。2012年のオリンピックとその出場選手たちを称え、2016年にリオデジャネイロで開催されるオリンピックを見据えながら、私たちは世界で最も前途有望な新興市場である“女性”の発展を推進し続けなければなりません。」と述べています。

 この報告書は、2012年8月11日(土)の午前11時から午後2時、ロンドンのCasa Brasil,RIO 2016's Olympic Houseで開催されるアーンスト・アンド・ヤングのイベントにて発表されます。イベントの討論会では、報告書の論点・テーマとなっている、オリンピックやスポーツ分野でのジェンダーの平等、ビジネスや経済における女性参加率の現状などを話し合います。

報告書のポイントは以下です。

スポーツにおけるジェンダー
・2012年の大会では、オリンピック史上初めて、参加国全ての代表選手団に女性が含まれていました。

・このオリンピックでは、参加選手のうち40%以上が女性でした。

・サウジアラビア、ブルネイ、カタールからは初めて女性選手が参加し、米国の代表選手団は女性(268人)が男性(261人)を上回りました。

・スポーツは社会を平等に導く要素となり得ますが、欧州評議会の議員議会報告書「Discrimination against women and girls in sport」によると、いまだに多くの国で女性や少女がスポーツをする機会に恵まれず、スポーツ運営団体の中でも重要な役割を担っていません。

・国連によると「女性や少女のスポーツへの参加は、ジェンダーについての固定観念や差別に挑み、男女平等および女性や少女の地位向上を促進する手段になり得ます」と述べ、また「特に伝統的に男性優位の分野で、女性がリーダーや意思決定者になれるという見方を醸成することができます」と指摘しています。

キャリア開発におけるスポーツの影響
・Mass Mutual Financial and Oppenheimer Fundsが実施した女性幹部に関する調査では、81%が子供の頃にスポーツをした経験があり、69%がスポーツは職業的な成功に有益なリーダーシップを育成するのに役立ったと回答しています。

・高校時代にスポーツの経験のある人は、賃金の大幅な上昇がみられます。米国労働省のチーフ・エコノミストであるBetsey Stevensonによると、高校のスポーツ選手だった女性の14%が平均より高い水準の賃金を得ており、女子のスポーツ競技人口が10%増加すると、就職率が1.9%増加すると述べています。

ビジネスおよび経済における男女平等
・女性のオリンピックへの参加によりスポーツ分野での女性の統計値が最高になったことや、Title IXの制定による女性の教育の進歩とは対照的に、2012年現在、Fortune500の企業における女性CEOの数は過去10年間で倍にはなったものの、全体数の中ではわずか3.6%でしかありません。

・世界の先進国では、幹部に女性が占める割合はわずか11.1%であり、急成長市場ではその割合は7.2%に減少します。

・ペパーダイン大学の調査は、指導的地位にある女性が組織の業績を、測定・定量可能な方法で向上させることができることを示しています。調査によると、Fortune500の企業のうち、女性の昇進に実績のある25社は、Fortune500の平均的な企業よりも18%から69%業績が良かったと示しています。

・Catalystによると、Fortune500の企業のうち女性幹部が多くいる企業は、株主資本利益率、売上利益率、投下資本利益率を尺度に比較すると(各53%、42%、66%)、女性幹部が少ない企業よりも業績が優れています。

・Booz & Companyによると、全世界の女性人口の25%に当たる約8万6千人の女性は、世界経済において「役割を果たす準備ができていない」または「役割を果たすことができない」としています。これら女性の大多数は20歳から65歳で、約95%が新興国に暮らしています。残りの5%は、北米、西欧、そして日本に暮らす女性です。新生児と20歳以下の女子も考慮に入れると、その数は今後10年で10億人に増えます。

討論会に参加するのは下記のメンバーです。
・Donna de Varona, Olympian and former President, Women’s Sports Foundation (Moderator)
・Beth Brooke, Global Vice Chair, Public Policy, Ernst & Young
・Sir Philip Craven, MBE, Paralympian and President, International Paralympic
Committee, Member, International Olympic Committee
・Anita DeFrantz, Olympian, Chair of the Women and Sport Commission and former
Vice President, International Olympic Committee
・Nawal El Moutawakel*, Olympian and Vice President, International Olympic
Committee
・Baroness Tanni Grey-Thompson, DBE, Paralympian and member of the British House
of Lords, United Kingdom
・HRH Prince Feisal Al Hussein of Jordan, Member, International Olympic
Committee
・Pinky Lilani, Founder & Chairman, Women of the Future
・Adriana Machado, Chief Executive Officer, General Electric (Brazil)

-ends-
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