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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
お盆休みで読書でもしようかという人もいることだろう。

最近読んだ本で、ちょっと面白いと思ったのがこれ。『武道vs.物理学』(保江邦夫著、講談社プラスアルファ新書、2007)。
本

著者は、東北大で天文学を、京大と名大で数理物理学を学び、スイス・ジュネーブ大学理論物理学科、東芝総合研究所をへて、現在ノートルダム清心女子大大学院教授とか。難しいことはわからないが、確率変分学を開拓、量子力学においても最小作用原理が成り立つことを示したことで世界的に知られると書いてある。

そしてこの人は合気道も行ってきた。とはいえ、「運動音痴」で、しかもガンをわずらった。その人が、どういうわけか「究極奥義」を身につけてしまった。

なぜそういうことが起きるのか。根が科学者なので、それを科学の言葉で説明しようとしている。

第1章は、「柔道vs.物理学」、第2章は「空手vs.物理学」、第3章は「総合格闘技vs.物理学」、そして第4章で「武道の究極奥義「合気」」を語り、最後に第5章で「合気vs.物理学」を記す。

「空気投げ」はどのようにして可能になるか。読んでもわからない説明ではなく、物理学の知識とともに説明しようとしている。しかも、本人がそのワザを使えるのだから、説得力がある。

すごいワザを見せて、わけのわからない抽象的説明をする人がいる。できない人がいくら言葉で聞いてもわからないのは当たり前と思うが、そうではない。わかる説明の仕方はかならずあるはず。

物理学入門の気分で読めばよい。新書なので寝っころがっても読めるが、途中で正座してしまうかもしれません。(清家輝文)
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