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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
5回目になりますので、いったんこれで「基礎知識」はまとめとしましょう。

だいたいこれくらい知っておくと、何かを編集することになったとき役に立てていただけるかなと思い記してきました。

最終回の今回は、もっと基本的なことになります。

つまり、「読者の身になる」ということです。編集者は「最初の読者」と言われます。どうもわかりにくいなとか、読みにくいなとか、この記号の意味が不明だなとか、この用語とこの用語は何が違うのか、同じならどちらかに統一したほうが混乱しないのではないかなど、読者の気持ちになって文章なりなんなりに接するということです。

言いたいことをたくさん書いてしまう人もいますが、余計なことが多く、本当に伝えたいところがぼけてしまったりすることは珍しくはありません。また読者が不快に思うような記述の仕方があるかもしれません。書いている人は気がつかないのですが、これでは、こういう人たちは不愉快な思いをしますよとお伝えしなければいけません。ちょっとした言葉遣いが相手を不快にすることもあります。

立派な方が書かれた原稿をどうこういうのはなかなか言いにくいところもありますが、むしろそういう指摘を喜ばれる人のほうが多いようです。「気がつかなかった。よく言ってくれた」という反応が多いように思います。どういう人でも、自分が書いた原稿がどう思われるか、どういう反応があるか気になるものです。表現に気をつけながら、ちゃんと意見を言うほうが喜ばれるでしょう。逆に「とくに問題ないと思います」では、「つまらなかったのかな」と思われてしまいます。

写真も、これではほんとうに見せたいところがわかりにくいとなれば、可能なら撮り直す必要があります。これも面倒な感じがしますが、結局撮り直したほうがよいページになります。「ま、いいか」と思わないで、「なんとかならないか」と粘ってみる必要もあります。

「ま、いっか」で流すと、紙面になったとき、いわば永遠に「あれはまずかった」と思わなければいけないわけで、そういう思いは少ないほどいいに決まっています。逆に言えば、どこまで細かい神経や配慮ができているかが、完成度を大きく左右します。

というわけで、基礎知識編は終了させていただきます。ご質問があれば、どうぞ右欄のメールフォームからお寄せください。

また再開するかもしれませんが、一応この短期連載は終了させていただきます。(清家輝文)
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