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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
昨日、川崎医療福祉大学の岩村吉晃教授のお話を聞く機会があり、東京大学の本郷キャンパスに行ってきました。
岩村先生は、感覚矯正学科で教鞭をとっていらっしゃいます。また、先生がご執筆された『タッチ(触覚)』という書籍をすでにお読みになった方も多いかと思います。

昨年には、日本香粧品学会で、皮膚感覚(触覚)が心を育むというテーマのシンポジウムで『触覚の神経生理学的基礎:皮膚から心まで』というご講演をされています。

とても興味のあるお話がたくさんあり、すべてを紹介できませんが、なかでも皮膚感覚の受容器は胎児のときが一番多く、その後は加齢とともに受容器を使えば、数は減っていくということをおっしゃっていました。

「あっ、だから年をとってくると、口元にごはんつぶがついていても気がつかないんだ」と、つぶやいたのは、一緒に話を聞いていた清家氏でした (^_^;)

とくに、足の裏は加齢とともに感覚が低下してくる(鈍くなる)そうです。

そのお話を聞いて、そういえば、知り合いのスピードスケートの指導者の方は「氷を足の裏でキャッチする」ということを以前言っていたのを思い出しました。数ミリの歯で氷上に立ち、スピードを競うわけですから、足の裏のセンサーも鋭くなってくるのでしょうね。
スピードスケートの場合、足の裏で氷をキャッチするという感覚は、やはり幼い頃から身につけていくもので、この感覚の良し悪しも将来的に競技パフォーマンスに大きくかかわってくるというようなことも、聞いたことがあります。彼らの多くが、氷上の寒い環境でも、靴下を履かず、直接スケート靴を履いているのも、納得です。

陸上の短距離の選手も靴下を履かないということも聞いたことがあります。
足の裏からの情報がスポーツのパフォーマンスと大きくかかわっていることが、岩村先生のお話とリンクされ、非常に興味深いお話でした。
(田口久美子)
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