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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
ある職人の親方が筋断裂を起こしたが、一般整形では高齢ということもあってとくに治療らしきものはなかった。かなり期間がたって相談があり、あるスポーツドクターを紹介した。

最初は、安静にしていたことを滅法しかられたそうだ。「何くそ」と思った親方はそこでのリハビリを受けた。すると3回くらいで、車の運転もできるようになり、自分の頭を触ることもできるようになった。「スポーツ医学というのはすごいですね」とメールがきたが、運動や動き、また人生の質について、スポーツ医学のドクターや理学療法士など専門職の人は持っている哲学が違う。

もう高齢なのだから、安静にして、過ごすのがよいというような消極的な方針ではなく、高齢でも動かしていけばまだまだ回復するという積極的な方針をとるのがスポーツ医学の立場であろう。

しかし、よく考えてみると、アスリートであろうが、一般の人であろうが、動けなくなったら、あとは衰えていくばかりである。動いてこその人生であろう。

その親方は一時悲壮感が漂っていたそうだが、今はどんどん元気になっていく。そうでなくっちゃね。

スポーツ医学というと、どうしでも「スポーツ」という言葉に引っ張られるが、動く人の動きとともに全体を診ていくものであるとするなら、こうした職人さんや芸術家、もちろん一般社会人も含め、多くの人をハッピーにすることができるだろう。

専門分化していく時代にあって、統合していこうとする分野として、むずかしさはあっても、大きな役割がスポーツ医学にはある。

久しぶりによい話を聞かせてもらった。もうひとり、高齢者の腰痛で、別のスポーツドクターを紹介したばかり。どうなるかわからないが、好転することを祈ろう。(清家輝文)
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