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広がるSOカツ動の輪

久米先生顔イラスト ブログ このコラムのNo.28ですでにご紹介しましたが、先週の日曜日(22日)に、帝京平成大学体育館で「スペシャルオリンピックス(SO)デー」を開催いたしました。

 当日は、あいにくの雨天にもかかわらず、SO日本・千葉支部のスタッフの皆さんは朝の8時30分に集合し、早速当日のボランティアさんを含めたミーティング、そして会場設営、各催し物のリハーサル、全体リハーサルと立て続けにこなしておられました。皆さんのきびきびした準備の様子や行動を見ていて、「手慣れてるなぁ」というのが私の率直な感想です。

 当日は、学生もボランティアとして12名参加してくれました。これに、もともとこのSOスタッフとして参加している4名の学生も数に入れれば、合計16名もの学生が今回のイベントスタッフとして関わってくれたことになるわけです。その他にも、今回の催し物のひとつとして“ブレイクダンス”を披露してくれる学生サークルもありました。これらの協力に、心から彼らの善意に感謝すると共に、彼らを本当に誇りに思います。

34スポーツカツ 001 さて、いよいよ午後1時からイベントの開始です。SOでは、参加者をアスリート、その家族をファミリーと呼びますが、今回は総勢200名を超える方々が体育館に来てくれたのです。オープニングは、アスリートによる開会宣言の後、「NPO法人やさしねっと結(ゆい)」によるダンスから始まりました。参加者は、みんなアスリート達です。この団体は、「障害のある人もない人も認め合い、成長し合える地域社会を作る」ことを目標にして、ハンディを持つ子の親が中心になって2005年に結成されたそうです。白い旗を使った行進を中心としたダンスは、日頃の練習の成果が十分現れた出来栄えでした。

 続いて、学生による「ブレイクダンス」です。激しいリズムが体育館いっぱいにひろがると、自然とみんなの体も動き始めました。アスリート達も、思い思いの方法でリズムに合わせて、体を動かしていました。後で踊ってくれた学生たちに聞いたのですが、今日はみんなが楽しめるように、分かりやすいテーマを選んでくれたそうです。そのテーマとは「動物園」。たしかに、踊りの途中で、急にマントヒヒのお面を被ったメンバーが現れたりして、見ていても大変楽しいダンスでした。アスリート達も、最後は全員踊っていました。

 会場では、この他にバザーも開催されていて、野菜の販売あり、衣類の販売や家庭用品の販売ありで、大変楽しいものでした。今回のイベントの中で、一番人気かなぁ。もちろん、ここでの売り上げは、アスリート達が全国大会に出場する時の交通費等に充当されるわけです。千葉支部会長の金子栄子さんのお話では、当然全国大会には自分たちも引率で行くことになるが、ほとんどは自腹を切って行かれるそうですよ。

 この頃の新聞を見ると“事業仕分け”という文字がやたら目立ちますが、スポーツ関連の予算もマイナス査定だと聞きます。無駄をなくすのは賛成。でも、人々の善意という熱意までなくさないように、査定して下さいね。お願いします。

 「スペシャルオリンピックス」は複数形です。なぜでしょう。それは、「オリンピック」は4年に一度しかありませんが、SOは何回も開催されるからです。また、複数の地域で同時に開催されるからでもあります。誰もが安心して生活できる社会を、なるべく早く作るには、こういった活動が4年に一度はで少なすぎるということでしょう。「善は急げ」です。

 この歩みを止めてはなりません。


久米秀作・帝京平成大学 (日本体育協会公認アスレティックトレーナー)

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