FC2ブログ
 
         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
「迷い」と「悟り」

先日、ある高校生から相談を受けました。『腰痛がなかなか良くならないのでクラブを辞めたい……』ということでした。

自分自身がまたみんなと同じように競技に復帰できるイメージが湧かず、『多分すぐ痛みが出てくるだろう』とか『どうせ無理……。』といったマイナスな考えに囚(とら)われていました。一番大切なのは、自分がやってきたその競技がやりたいのかやりたくないのか……? 我のことやそれにまつわる全ての不安を一度とっぱらって、そのコアの部分を自問自答する必要があるでしょう。悩みや不安が幾重にも折り重なって自分が本当にやりたいことが見えなくなる時もあります。本当にいま辞めて後悔しないのか……? 怪我に対してできる限りのことはしたのか……? 現実から逃げていないか?

怪我が長引くとその出口が見つからなくなる時もあります。でも私はその出口は必ずあると思います。たとえ競技に復帰できなかったとしても、悩みながら苦しみながら歩んでいけば、きっと新しい道につながる出口が見つかるでしょう。

私はその悩みや苦しみを共に感じながらできる限り共に歩んでいこうと思っています(これは私がサポートしている「げんき整骨院」のスローガンでもあります。

角窓は『迷いの窓』、丸窓は『悟りの窓』と呼ばれている窓が京都鷹峯(たかがみね)の源光庵にあります。右の『迷いの窓』は煩悩に翻弄(ほんろう)された人の生き方を象徴する窓で、この前に座り、己を見つめ「自問自答」する窓です。この世の悩み、苦しみから逃れることのできない「生老病死(しょうろうびょうし)」を表わしています。そして左の『悟りの窓』でお釈迦さんの説かれた真理を体感するのです。

源光庵窓

円窓(えんそう)は禅の世界では「円通」、すなわち途絶えることなく大宇宙へと続いているのです。そしてそこに座して、己に問うたとき、己の小ささを体感するのです。欲望や我欲に結びついた己をすて、真実を求め、内面を探求し、そこから大自然と一体になる己に目覚め、悟りの境地へといたります。

迷いや苦悩……人生には苦しいことの方が多いかもしれません。『迷い』があるから『悟り』がある。己を見つめ直し、清廉なこころを取り戻すには源光庵は絶好の場所かもしれません。

ReCo代表 吉村直心
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://msm08.blog96.fc2.com/tb.php/906-b0a24d52
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック