FC2ブログ
 
         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
AT現場実習の総カツ

久米先生顔イラスト ブログ
 先日18日(月)に、大学内で「アスレティックトレーナー(AT)現場実習報告会」が開催されました。参加したのは、ATコースに所属する3年生7名と4年生10名です。

 彼らは、この一年間いろいろな現場を体験し、迷ったり、悩んだり、笑ったり、泣いたりした訳ですが、その結果を今日はみんなに聞きてもらうために、普段は別々に授業を行っている3・4年生が合同では発表会をすることになったのです。

 発表タイトルは以下のように、大変バラエティに富んだものになりました。(一部掲載)
*アメフト選手(LB)における肩関節障害
*バスケットボール選手の腰椎椎間板ヘルニヤ
*野球選手のL5-S1間腰椎椎間板ヘルニヤ
*ハンドボール選手(GK)の肘関節障害
*バスケットボール選手(小学校)オズグッド・シュラッター病
*市原トレーナーサービス集計結果
*武蔵野バスケットボール大会報告
*サッカー症例報告(鵞足炎)
*市民マラソンランナー筋筋膜性腰痛
*硬式野球選手の投球障害肩

 ざっと紹介すると、こんな感じです。

スポーツカツ41 001 発表時間は、各自5~7分です。普通の学会発表でも4~5分だと思いますので、結構いろいろなことがしゃべれるはずですが、いざ始まってみると中には緊張しすぎたのでしょうか、発表中に貧血で倒れる学生も出る始末。いやいや情けない、と思う前にその健気さ(?)がかわいく感じてしまいました。すこし、僕も年をとったのでしょうか。

 発表は、すべての学生がパワーポイントを使ってやっていました。時代の変化を感じます。だって、僕らの時は、自分たちで現像してブルースライドを作ったものですよ。最初は、現像の仕方から暗い現像室の中で先生や先輩に、それこそ手取り足取りで鍛えられながら教えてもらったものです。それが今やパワーポイントです。発表に動画を取り入れたりする学生もいたりして、むしろこっちが教えて欲しいテクニックもありました。

 さて、本題の発表ですが、発表態度はみんな堂々としていて感心することしきりでしたが、内容的には“報告”で留まっていたものが多かったように思います。

 当日は他学科の先生方にもこの発表会のことはご連絡をしてあったので、作業療法学科、柔道整復学科、看護学科など、トレーナー・スポーツ系以外の先生にもご出席いただくことができ、いろいろな感想やご意見をいただくこともできました。

 その中のひとつに、先ほど私が感じた“報告”に終始した発表に異議を唱える先生もいたことは、学生たちにとって大変新鮮な視点をいただいたことになったのではないか思っています。本学の特徴でもあるわけですが、多彩な医療分野の専門家が身近にいて、さらにその意見が聞ける時間が持てるということは、とても贅沢だなぁと感じた次第です。

 今回発表した4年生10名は、もう卒業です。このうち数名は、トレーナーの道に進むと聞いています。これからは、現場で起きたことを単なる“報告”で済まさず、あらかじめ自分なりの推論を立てて、その結果としての報告内容とのズレを検証する作業までできるトレーナーになって欲しいと思います。


久米秀作・帝京平成大学 (日本体育協会公認アスレティックトレーナー)

スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://msm08.blog96.fc2.com/tb.php/951-56c9cbd4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック