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         スポーツ医学とスポーツ現場をつなぐコミュニケーションブログ
 
月刊スポーツメディスン最新刊紹介
月刊スポーツメディスンNo.210(2019年5・6月合併号)←詳細&購入はここ!
210表紙
『特集 セラピストの手の使い方」
── 治療技術の向上のために
 
1.「肩関節疾患を診るうえでのセラピストの手の使い方」
勝木秀治・関東労災病院 中央リハビリテーション部理学療法士、専門理学療法士(運動器)東海大学医学部 基礎医学系生体構造機能学領域
 
2.「体幹、下肢のスポーツ障害への運動療法で大事なセラピストの手の使い方」
園部俊晴・コンディショニング・ラボ(インソールとからだコンディショニング専門院)
理学療法士、運動と医学の出版社代表取締役社長

3.「臨床動作促通法の紹介」──正しい動作に誘導するために
鈴木俊明・関西医療大学大学院 保健医療学研究科
 

大変好評をいただいています連載「スポーツに役立てる超音波画像診断」の108号は、木島泰明先生・秋田大学整形外科と皆川先生による「肩関節のスポーツ傷害」です。

肩関節脱臼、小結節裂離骨折、投球障害肩という3点で詳しく解説していただきます。

また次回は、「国立病院機構徳島病院整形外科の鈴江直人先生に、野球肘で生じる内側障害(AOL損傷)、外側障害(OCD)、後方障害(肘頭偽関節など)描出のコツ、さらに特徴的画像所見とその解釈について解説していただく」ことになっています。

重要な原稿ばかりです。お見逃しなきように。(清家輝文)
大好評の連載「スポーツに役立てる超音波画像診断」の次号3回目は、大阪労災病院の西川志津先生による「運動器構成体の基本構造と超音波画像所見」です。

骨・軟骨、筋、腱、靭帯、末梢神経、血管がどのように見えるか、異常所見はどうかなど、詳しく画像を多数使用して解説されます。

必見の連載、ますます面白くなりますよ。ぜひ、お手元に置いてください。(清家輝文)
5回目になりますので、いったんこれで「基礎知識」はまとめとしましょう。

だいたいこれくらい知っておくと、何かを編集することになったとき役に立てていただけるかなと思い記してきました。

最終回の今回は、もっと基本的なことになります。

つまり、「読者の身になる」ということです。編集者は「最初の読者」と言われます。どうもわかりにくいなとか、読みにくいなとか、この記号の意味が不明だなとか、この用語とこの用語は何が違うのか、同じならどちらかに統一したほうが混乱しないのではないかなど、読者の気持ちになって文章なりなんなりに接するということです。

言いたいことをたくさん書いてしまう人もいますが、余計なことが多く、本当に伝えたいところがぼけてしまったりすることは珍しくはありません。また読者が不快に思うような記述の仕方があるかもしれません。書いている人は気がつかないのですが、これでは、こういう人たちは不愉快な思いをしますよとお伝えしなければいけません。ちょっとした言葉遣いが相手を不快にすることもあります。

立派な方が書かれた原稿をどうこういうのはなかなか言いにくいところもありますが、むしろそういう指摘を喜ばれる人のほうが多いようです。「気がつかなかった。よく言ってくれた」という反応が多いように思います。どういう人でも、自分が書いた原稿がどう思われるか、どういう反応があるか気になるものです。表現に気をつけながら、ちゃんと意見を言うほうが喜ばれるでしょう。逆に「とくに問題ないと思います」では、「つまらなかったのかな」と思われてしまいます。

写真も、これではほんとうに見せたいところがわかりにくいとなれば、可能なら撮り直す必要があります。これも面倒な感じがしますが、結局撮り直したほうがよいページになります。「ま、いいか」と思わないで、「なんとかならないか」と粘ってみる必要もあります。

「ま、いっか」で流すと、紙面になったとき、いわば永遠に「あれはまずかった」と思わなければいけないわけで、そういう思いは少ないほどいいに決まっています。逆に言えば、どこまで細かい神経や配慮ができているかが、完成度を大きく左右します。

というわけで、基礎知識編は終了させていただきます。ご質問があれば、どうぞ右欄のメールフォームからお寄せください。

また再開するかもしれませんが、一応この短期連載は終了させていただきます。(清家輝文)
今日は、印刷屋さんやデザイナーなどとコミュニケーションするときに知っておくと便利な言葉を紹介します。

ノド:雑誌や単行本の綴じてある側。ページを開いて、ノド側に3ミリなどと表現する。
小口:こぐち。ノドと反対側。上は天、下は地と言う。
ツカ:束。本や雑誌の厚みのこと。ツカを出すというと、厚くすること。
ツカ見本:使用する紙やページ数で実際に本や雑誌をつくる。これをツカ見本という。背表紙(背)が何ミリになるか、重さはどれくらいかなどがわかるのと、仕上がりのイメージがはっきりする。「ツカ見本つくってもらえますか」というように使う。ツカ見本はもちろん中は白。
ケイ:罫線のこと。ケイを引く、ケイを3ミリ下げるなどと使う。
ノンブル:ページ番号のこと。ナンバーから。
カクシノンブル:本来そこにはノンブルが入るのだけれど、広告やその他のページでノンブルを打たないとき、「ここはカクシノンブルです」というように使う。
念校:ねんこう。最初の校正を初校、2回目を再校というが、近年はすべて編集部内で行い、最終データを印刷所に入れることが多い。念校は、確認するための校正。基本的には念校では直しがないことになっている。直しが入ると、それだけ費用もかかる。
コンセンサス:コンセとも。色校正の簡易版。時間がないときに使う。
責了:せきりょう。責任をもって校了しましたの意味で、「責了」と書いたり、ハンコを押すと、それ以降何か直しがあっても編集部の責任となる。「これで終わり」の意味で、ほっとするとともに、大丈夫かなという不安もある。
ピン:ピントのこと。「ピンがきてない」「ピンが悪い」などと。「アトピン」「マエピン」という言葉もある。ピンが前後していること。オートフォーカスになり、ピンが悪い写真は少なくなった。

思いつくままに書きました。まだまだありますが、よく使うものを挙げておきました。
どの世界にもそこでしか使わない言葉があります。印刷所の人や編集者は、ついこういう言葉を使いがちですが、なんとなく理解しておくとうまくコミュニケーションがとれると思います。(清家輝文)

さて、3回目は、ページの組み方。

まず、主たる記事をどうするか。縦書きか、横書きか。今では、特にサイエンスや医学などでは横書きが主流だと思いますが、横書きでも1段組か2段組か、はたまた3段組かという選択があります。

横書きの場合、あまり長いと読みにくくなります。30字か32字くらいが読みやすいところです。もちろん、字の大きさや書体にもよりますが。

また、見出しの大きさやデザインなども重要です。

主たる記事は1段か2段にしておくと、ある程度大きな文字が使えます。コラムや小さな記事は、3段あるいは4段でもよいのではないでしょうか。

こうして組み方は2~3種類くらいあると紙面にバリエーションが生まれ、適当な変化が生じます。

記事の内容で、デザインも変化させると楽しいページになります。

ここまでくると、雑誌の場合は、「容れモノ」ができたということになります。あとは、何を入れていくか。ちょうどお弁当をつくる感覚で、ご飯はここ、おかずは何何、フルーツもつけて、ふりかけもというように、見栄えを考え、内容(コンテンツ)を考えることになります。

大小、前後などを考えていくのですが、このときサムネールスケッチというか、ラフなレイアウト用紙を作ります。見開き単位で四角を描き、中央に線を引けば、2ページ分になります。これをページ分並べればよいわけです。その上か下かにページ数(ノンブルといいます)を打ちます。

この用紙があれば、全体の見えがわかることになります。これはデザイナーに渡し、原稿や写真類をつければ、デザイナーはこのラフにしたがってレイアウトしてくれることになります。(このへんの作業は編集部によって異なる点がありますが、印刷所に渡してお願いするときも、こうするとわかりやすくなります)。

本当はもっと細かい作業もありますが、大体の流れはこのようになります。(清家輝文)